大阪工業大学

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研究室VOICE 君の「つい寄り道しちゃう」を科学する。 データ解析で、未来の街を「もっと幸せ」に

工学部

Profile

工学部都市デザイン工学科

山口 行一教授

社会資本計画研究室

マップの裏にある「宝の山」

毎日何気なく使っているスマホのマップアプリ。渋滞や駅前の混雑状況を教えてくれる「赤や橙の線」を、ただ便利だなと眺めているだけでは、それは画面の上の「色分けされた線」や「ただの統計データ」にすぎません。でも、もしそのデータが、未来の誰かを笑顔にするための「宝の山」だとしたら、ワクワクしませんか?
  • 写真1  カメラ調査(通行者数)
    *研究室で解析ソフトも作成しました。
  • 写真2 カメラ調査(ベンチ利用者数)
    *研究室で解析ソフトも作成しました。

まちづくりの主役は「人の思い」

 「社会資本計画研究室」では、道路や広場といった街の社会基盤を新しく整備したり、今ある街の課題を改善したりする時に、データを使って「その場所の魅力を最大限に」高めたいと思って研究をしています。私たちが最も大切にしているのが、そこで暮らす「人の思い」です。
  • 写真3 研究室でディスカッション

データ解析で街の秘密を解剖

例えば、駅前広場にもっと心地いい賑わいを作りたいとき。私たちは実際に地域へと飛び出し、AIカメラで人の流れを可視化したり、視線計測器(サムネイル画像参照)を使って「人が空間のどこを見て、なぜその場所に引き寄せられて立ち寄ったのか」というメカニズムを解き明かして空間の魅力につなげたいと思っています。
  • 写真4 カメラ設置
    *研究室でカメラの設置から行います。
  • 写真5 にぎわい解析

「ただの数字」を「街のカタチ」へ

画面上の膨大なデータを丁寧に分析していくと、「ここにベンチを置けば、お年寄りが一息つけるかな」「この広場に自転車を入れなくすれば、つい寄り道してしまうかな」という、「改善のヒント」がはっきりと見えてきます。ただの数字を、これから生まれる空間や今ある街をさらに豊かにするための「確かな根拠(エビデンス)」へと変えていく。画面の中のデータを、リアルな街のカタチにつなげることが、この研究の最大の魅力です。
  • 写真6 フィールド調査

確かな根拠で描く未来の地図

 街には、そこに暮らす住民の数だけ多様な価値観があります。だからこそ、勘や経験ではなく、研究室で分析したデータを根拠にすることで、みんなが了解してくれる新しい街のルールや未来図をロジカルに提案できる強みがあります。

「まちづくりから、誰かの暮らしを幸せにしたい」。そんな熱い思いを持った君の挑戦を、失敗を恐れず挑戦できる環境で待っています。