地域と協働し、「よりまち荘」を交流の拠点へ
兵庫県洲本市では、2013年度から「域学連携」の取り組みとして近隣大学と連携し、学生の学びを地域づくりに生かす活動を推進しています。これまで、過疎化が進む地域の活性化や地域課題の解決に向けたさまざまな成果を上げてこられました。
本学でもこの取り組みに参画し、地域連携事業として、2023年から、工学部建築学科の藤井伸介准教授の指導のもとゼミ生達が、洲本市にある「よりまち荘」で、古民家再生プロジェクトに取り組んでまいりました。活動拠点となる「よりまち荘」は、地域住民や来訪者が交流する場としての活用を期待されており、学生たちは設計から施工の一部分まで、主体的に関わりながら空間づくりを進めてきました。当初は3年間の計画でスタートした本プロジェクトでしたが、活動期間を1年延長し、4年目の取り組みとなります。
今年度も、春は現地調査を実施し、6月に建築模型やスライドを用いて、洲本市関係者に向けたリノベーションプランの提案を行いました。学生たちは立地や特色を踏まえ、グループごとにオリジナリティあふれるプランを発表しました。そして、9月14日、15日の2日間は現地に赴き、提案内容をもとにワークショップを実施しました。地元の大工さんのご指導のもと、1階土間部分の床塗装や庭用ベンチの製作、自転車置き場の屋根づくりに挑戦。これまでにも、本学学生だけでなく地域住民やボランティアの皆さまにもご協力いただき、よりまち荘は温かみのある、おしゃれな「よりあい」の場へと生まれ変わりました。
現在のよりまち荘は、1階にスクリーンやプロジェクターを備えたミーティングスペースがあり、会議やイベントなど幅広い用途で利用されています。また、2階は最大12名まで宿泊可能なスペースとなっており、口コミで施設を知った他大学の学生や団体などが利用し、地域交流の拠点として賑わいを見せています。
今回の取り組みを通じて学生たちは、地域の方々の協力を得ながら、設計から施工までの建築プロセスを実践的に学び、素材や空間の持つ可能性を探求するとともに、地域に受け継がれてきた建築文化や伝統技術の魅力にも触れることができました。
本学の活動を温かく受け入れ、ご支援いただいた洲本市ならびに地域の皆さまに心より感謝申し上げます。
本プロジェクトで培われた学びと経験が、これからの学生たちの成長につながるとともに、今後も「よりまち荘」が多くの人々をつなぐ場として親しまれ、洲本市のさらなる発展と新たな交流の創出につながっていくことを期待しています。
こちらの取り組みは建築学科インスタグラムやよりまち荘インスタグラムでも紹介しています。
https://www.instagram.com/oitarchi/
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よりまち荘の外観 当初(左)と現在(右) -
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作業風景 -
作業風景 -
2階宿泊スペース ロフト状の個室が階段で仕切られている -
1階事業スペース 天井の格子状デザインも 工大生のアイデア -
はなれの作業スペース 床は廃材を利用して学生が製作



