データサイエンス学科の学部3年生の田村庵さん、落合堅太郎さん、根本隼さんが、2026年9月26日~27日に慶應義塾大学三田キャンパスで開催された人工知能学会第29回ビジネス・インフォマティクス(SIG-BI)研究会で研究構想を発表しました。
本研究は、口コミやブログなどのデータから構築されたAIペルソナが、想定する実際の顧客層をどの程度適切に表現しているかを事後的に検証するためのフレームワークを提案するものです。株式会社鼓月との産学連携研究の一環として、同社のエネルギー補給羊羹「anpower」のニーズやユースケースを明確にするために作成したAIペルソナをケーススタディとして用いています。AIペルソナと、スクリーニングによって抽出した対応する顧客層に同一のWebアンケートを実施し、回答分布を定量的に比較することで、AIペルソナが人間の回答傾向を再現できているか、また複数のAIペルソナ間の違いが実際の顧客層間の違いを適切に反映しているかを評価します。さらに、検証結果をもとに、ペルソナの構築に用いるデータやプロンプト、対象者のスクリーニング方法など、改善すべき箇所を特定することを目指しています。
質疑応答では、多数の口コミやブログなどのデータを用いるのであれば、通常のデータ分析手法でも十分ではないかという観点から、AIペルソナを用いる意義について議論がなされ、今後の研究の発展に有益な経験となりました。
田村 庵,落合 堅太郎,根本 隼,野井 俊哉,天堀 航介,平野 瑞稀,坂平 文博,“データ駆動型AIペルソナの事後的妥当性検証フレームワークの提案,” 人工知能学会第二種研究資料 ビジネス・インフォマティクス研究会,SIG-BI 029-13,2026



