8月29日、東京工科大学八王子キャンパス(東京都八王子市)で開催された「2026年度SUMMER NVIDIA学生アンバサダーワークショップ」に本学の学生5人が参加し、NVIDIAの最新技術を活用した取り組みについて発表しました。当日は、会場・オンライン合わせて80人を超える参加者が集まりました。
当ワークショップは、NVIDIA学生アンバサダーがNVIDIAの先進技術を活用した最新の研究・開発事例について発表するイベントです。アンバサダーは、各大学での学内選抜を経て任命されたAI、ロボティクス、デジタルツイン、データサイエンスなどの分野を専門とする大学生・大学院生です。本学からはロボティクス&デザイン工学研究科システムデザインコース2年の網干英真さんが司会進行を務めました。また、同コース1年の岩永和樹さんと松本豪太さんの2人が研究内容を発表し、同コース1年の山田大雅さんと福田晃己さんの2人がポスターセッションに参加しました。
デジタルツインセッションでは、「NVIDIA Omniverse活用事例集-ボクセル生成からクラウド配信、PLETEAU都市散策まで」をテーマに、松本さんと岩永さんがそれぞれの取り組みを発表しました。
松本さんは、さまざまな3Dデータやシミュレーション技術をつなぎ、現実世界に近い仮想空間の構築・活用を可能にする技術基盤「NVIDIA Omniverse」を使って、二次元画像から3次元の立体形状を簡易的に復元できるシステムを紹介しました。通常は、2次元画像を保存した後、ターミナル上でコードを作成・実行して3次元データを生成し、その結果をビュアーで確認するなど、複数の工程が必要です。松本さんは、この一連の作業を学習データとしてomniverseに読み込ませることで、omniverse上に二次元画像を入力するだけで、その立体形状を確認できるシステムを構築しました。
岩永さんは、GPUを搭載していない端末でも3D教材を利用できるのクラウドストリーミングシステムについて紹介しました。岩永さんは学部時代、空間認識能力の向上を目的に、さまざまな立体図形を自由に動かし、その断面図をリアルタイムで確認できる学習アプリを開発しました。しかし、3D映像の処理にはGPUと呼ばれる画像処理などを得意とする装置が必要で、一般的な学校用パソコンでは十分に動作しないという課題がありました。そこで、NVIDIA GPU搭載の開発環境をクラウド上で利用できる「NVIDIA Brev」の「Launchables」機能を活用。GPUを搭載していない端末からでも、クラウド上のGPUを利用して3D教材を使用できる環境の構築に取り組みました。
ポスターセッションには山田さんと福田さんが参加し、それぞれ「SAEを用いたLLMの知識蒸留における内部表現の解析」、「NVIDIA GEARの全身制御方策を異体格ヒューマノイドへファインチューニング」をテーマに、研究内容をポスターで発表しました。会場には、さまざまな分野を研究する他大学の学生・大学院生や教員が集まり、ポスターを自由に見学しながら、活発な意見交換が行われました。
閉会式後には、26年度から新たにNVIDIA学生アンバサダーに就任した学生への任命書授与式が行われました。本学からは、今回のワークショップに参加した同コース1年の学生4人が新たに任命され、26年度は計5人の学生がアンバサダーとして活動します。
大阪工業大学では2024年8月、エヌビディア合同会社との包括連携協定を締結しました。本協定に基づき、「NVIDIA Omniverse」を活用したデジタルツインの実験フィールドの設置や、NVIDIA GPUを搭載した高性能ゲーミングPCを備える「OIT esports Digital Area」を梅田キャンパスに整備するなど、教育・研究・課外活動における連携を進めています。Omniverseの学修やAIシミュレーション演習などが実施されており、学生がNVIDIAの先端技術に日常的に触れられる環境を整えています。
今後も、産学連携を通じた教育環境の充実を図り、次世代の技術者育成に取り組んでまいります。
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集合写真 -
デジタルツインセッションでの発表の様子 -
ポスターセッションの様子



