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ニュース ソーラーカーレース・白浜ECO-CARチャレンジ2026に出場しました

トピックス トピックス OIT-PROJECT , ものづくりセンター
 10月2日~4日に和歌山県の旧南紀白浜空港で開催された「白浜ECO-CARチャレンジ2026」のソーラーカー部門エキスパート・クラスに、本学ソーラーカープロジェクトチーム「TEAM REGALIA」が出場しました。同大会は、2050年のカーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向け、学生チームがオリジナル設計かつ手作りで仕上げたソーラーカー・エコノムーブで競うレースイベントです。車両の設計や改良、レースを通じて技術力を磨く、未来の技術者育成の場としての役割も担っています。
 
 「TEAM REGALIA」は、学生主体で活動するプロジェクトチームです。車両の設計・製作から部品調達、スポンサーとの交渉まで、すべて学生が主体となって運営しています。こうしたプロジェクトを通して、参加メンバーは技術力だけでなく、マネジメント能力やリーダーシップ、チーム運営を学び、実社会で役立つスキルを身につけています。学生たちは、ものづくりの楽しさとともに、チームとして目標に向かって取り組むやりがいや苦労を感じながら成長しています。
 
 今回の「TEAM REGALIA」が出場したエキスパート・クラスは、高度な車両技術が求められる上級クラスです。このクラスでは、最先端のソーラーカー技術が競われ、非常に高度なエネルギーマネジメントや車両設計が重要となります。多くのチームが高性能な車両を開発し、技術力を駆使して戦うため、レベルの高い競技が展開されます。
 
 今大会に向け、「TEAM REGALIA」は主に3つの車両調整に取り組みました。1つ目は、カーブの多い白浜大会のコースに対応するため、旋回性能を意識したサスペンションの調整。2つ目は、大会規定により使用するバイク用タイヤの走行時抵抗を抑えるための表面加工。そして3つ目は、走行中の車両データをピット側でもリアルタイムで確認できるテレメトリシステムの刷新です。これらの調整を重ね、万全の準備でレースに挑みました。
 
 大会1日目の10月3日には、午前・午後にそれぞれ2.5時間の耐久レース「Heat1」「Heat 2」が行われました。秋らしい快晴の中、「TEAM REGALIA」はHeat1で51周を走破。この時点では、全体3位の好位置につけました。続くHeat2でも順調に周回を重ねていましたが、11周時点で電気系統の温度上昇により車両が停止。復旧を試みたものの走行を再開することができず、Heat2はリタイアとなりました。
今回は、大会出場経験のない1・2年生が中心となって参加していたこともあり、予期せぬトラブルにチーム内では重い空気が流れました。しかし、顧問の鵜飼 孝博准教授やリーダーの安田成希さん(工学部電気電子システム工学科3年)から「レース中のトラブルを経験できたことは良い機会となった。整備次第では、翌日のHeat3にも出場できる。気を落とさずに、今できることに取り組もう」と励ましの言葉があり、チームは翌日の再出走を目指して、原因究明と車両の復旧作業の準備を行いました。
 
 レース終了後、学生たちは機械班や電装班など各班に分かれて、限られた時間の中で車両の点検と原因究明を進めました。点検の結果、車両停止の原因はバッテリー系統の不具合ではなく、モーターコントローラーまたはアクセル系統に起因する可能性が高いと推測。翌日のレース出走に向けて必要な整備を行い、大会初日の作業を終えました。
 
 そして迎えた大会2日目。10時から行われた3時間の耐久レース「Heat3」に無事出走を果たしました。この日はレース途中から小雨が降り、太陽光による十分な発電が期待できない厳しいコンディションとなりました。限られたバッテリー残量をどのように使うかが重要となる中、「TEAM REGALIA」は残されたエネルギーを最大限活用することを意識して走行。順調に走行を行いましたが、レース終了間際にバッテリー残量を使い切って車両が停止。そのまま競技終了を迎えました。
「TEAM REGALIA」は、エキスパート・クラス5位/6チーム、総合11位/21チームで今大会を終えました。
 
 Heat1~3を走行した三林 優作さん(工学部機械工学科3年)は、「ドライバーとして大会出場経験を重ねてきたが、トラブルに見舞われたのは今回が初めてだった。今回の経験を生かし、今後は走行データを的確に分析・判断できるように勉強を頑張りたい」と今後への意気込みを語りました。リーダーの安田さんは、「優勝を目指していたが、トラブルへの備えなど準備不足を痛感した。今回見つかった課題を改善できるよう、次の大会に向けて、さらに準備を進めて行きたい」と今大会を振り返りました。
 
 
【大会結果(公式記録)】
<Heat1(2.5時間耐久)>
 Total Time 2:30'13.971
 Laps 51
 
<Heat2(2.5時間耐久)>
 Total Time 25'05.318
 Laps 10
 
<Heat3(3時間耐久)>
 Total Time 2:49'44.039
 Laps 37
 
<総合結果>
 Total Time 5:45:03.328
 Total Laps 98
 
  • 本学のソーラーカー「Scewera」
  • 車両整備の様子
  • 「TEAM REGALIA」のメンバーら