6月13日、14日にHOKUSHU仙台市科学館(仙台市青葉区)で開催された「第38回 知能ロボットコンテスト2026」にロボット工学科の生活支援ロボットシステム研究室(指導教員:廣井富 教授)のチーム「O.I.T. Saber」が出場し、見事優勝を果たしました。本コンテストは、ロボット・メカトロニクス技術に関する基礎および先端技術の習得を促すとともに、参加者同士の技術交流や新たな知見を得る機会を提供し、教育的効果と研究開発能力の向上を図ることを目的として開催されています。今年は全国から約70チームが参加しました。
競技は「チャレンジコース」と、より高度な技術が求められる「マスターズコース」の2部門で実施されます。いずれもスタート時を除き人為的な操作を一切行わず、ロボットが自律的に行動し、規定時間内に課題を達成して獲得した得点を競います。
本学チームが出場したマスターズコースでは、赤・青のボール、テニスボール、空き缶、水入りペットボトルが競技台上に配置され、それぞれ指定されたゴールやエリアへ運搬することで得点を獲得します。本学チームは一次予選を1位、二次予選を2位で通過し、決勝へ進出しました。
二次予選および決勝では、競技得点に加え、技術性と芸術性の観点から複数の審査員による評価が行われます。本学チームのロボットは、3本のアーム、RGB-D(色・深度)カメラ、2基のToF距離センサを搭載し、これらをROS(Robot Operating System)で統合制御するシステムを構築しています。さらに、ロボットの作業内容や状態を関西弁で音声案内するユニークな機能も備えています。
最大の特長は、金色と青色のハンドを備えた2本のアームを連携させることで、ピラミッド状に積まれたボール(ボールピラミッド)を一度の動作ですべて把持できる点です。他チームが攻略できなかったこの課題を見事に成功させ、ボールピラミッドを一括で把持してゴールへ運んだ際には、会場から大きな歓声が上がりました。
本学チームは目標としていた課題をすべて達成し、競技得点70点を獲得。審査員からは「マスターズコースでは、チャレンジコースよりも格段に高度な技術の実現が求められる。見た目は地味に見えるかもしれないが、非常に高い技術力を備えており素晴らしい」と高く評価されました。審査得点15.67点を加えた総合得点85.67点で、見事優勝を果たしました。
チームリーダーの立田晴大さん(ロボット工学科4年)は、「今大会では約3カ月にわたりロボット開発に取り組みました。アームの設計・製作からマイコン制御まで担当し、特に後方アームの制御やボールピラミッドの把持には苦労しました。しかし本番では狙いどおりに対象物の処理に成功し、大きな達成感を得ることができました。非常に有意義な大会となりました」と笑顔で振り返りました。
なお、「O.I.T. Saber」は、8月2日に本学梅田キャンパスで開催されるオープンキャンパスのオープンラボにおいて、ロボットのデモンストレーションを行う予定です。
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出場した学生ら
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ボールピラミッドをまとめて掴んだ瞬間
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ボールを指定のゴールへ捨てるところ



