8月2日~7日にかけて、愛知県常滑市のAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開催された「第24回学生フォーミュラ 日本大会2026」に本学の学生フォーミュラプロジェクト「TEAM REGALIA」が出場しました。本大会は、学生が製作したフォーミュラカーのコストやデザイン(設計)、製造・販売に関するプレゼンテーションを評価する「静的審査」と、マシンの走行タイムや燃費効率などを評価する「動的審査」の合計得点を競います。今年は台湾やタイ、インドネシア、マレーシアなど、海外からの参加含む全77チームが大会にエントリーしました。
8月3日~5日に実施された静的審査では、「市場要求に合った車両の製造・販売を含むビジネスプランを会社役員へ説得させる」という仮想のシチュエーションで行われたプレゼンテーション審査、実際に組み立てたマシンの開発・製造にかかったコストを評価するコスト審査、車両に対する工夫や採用された技術のデザイン(設計)審査の3項目で行われました。本学チームはプレゼンテーション審査において、アニメを活用したサーキットへの集客施策を提案しました。日本が世界に誇るコンテンツ産業に着目し、アニメの中で本学が製作するフォーミュラカー「REG19」をアニメに登場させることで、「アニメで見た車を実際に見たい」というファンの心理を喚起し、サーキットへの来場につなげるというユニークなアイデアです。
今年のチーム車両「REG19」は、エンデュランス完走を目指して、安定した走行性能を重視して設計されました。「REG19」は単気筒エンジンを搭載した車両であり、2気筒や4気筒エンジンを搭載するチームに比べて出力は劣りますが、軽量であるためにエネルギー効率がよく、操縦性にも優れているのが特長です。基本設計は昨年の「REG18」と同じものを採用しつつ、パワーを出すために改良を行いました。大きな変更点は二つ。タイヤの変更とサージタンクの追加です。エンジンが吸い込む空気を一時的に貯めるサージタンクを搭載することによって、エンジン性能の向上を目指します。また、例年より太くて柔らかいタイヤを使うことによって、パワーの伝達ロス軽減を狙います。
動的審査への出場要件である技術車検では、293項目にわたる厳しい検査が行われました。今年は1つのトラブルもなく、車検初日に全体で4番目に全項目をクリア。これにより、8月5日から始まる動的審査への進出が確定しました。また、車検での修正指摘事項がゼロだったことが評価され、総合優勝校である同志社大学を押さえて、ベスト車検賞をチームとして初受賞しました。
直線75mの加速タイムを競う「アクセラレーション」では、5.631秒(種目別順位32位/35チーム中)。8の字コースを周回し、コーナリング性能を競う「スキットパッド」では、5.232秒(種目別順位16位/33チーム中)。また、直線・ターン・スラローム・シケインなどによる約800mのコースを2周走行する「オートクロス」では、72.339秒(種目別順位26位/42チーム中)となりました。
最後の種目である「エンデュランス」は、直線・ターン・スラローム・シケインなどで構成された周回路を、2人のドライバーが交代しながら約20km走行する種目です。本来は約20kmを走行しますが、今大会ではトラブル等による競技進行の遅れから、走行距離を約10kmに短縮して実施されました。
一人目のドライバーは、安定的な走行で無事に半分の5周を完走し交代。二人目のドライバーも、順調にコースを進みましたが、2周目の途中で別チームに道を譲るパッシングエリアで待機後にエンジンが停止。そのまま再起動できずリタイアすることとなりました。本学は、すべての種目に出場し、最終順位は30位/54チームとなりました。
チームリーダーの近久蓮さん(機械工学科3年)は、「チームメンバーが頑張ってくれたおかげで、ベスト車検賞を受賞できて嬉しい。今年の目標であるエンデュランス完走には至らなかったのが残念だが、後輩のみんなには今大会の経験を来年に生かしてほしい」と後輩に夢を託しました。
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会場を疾走する「REG19」 -
走行結果を受けてミーティングを行うチームメンバー



