化学・環境・生命工学専攻 大学院:工学研究科(博士前期・後期課程)

生命工学コース

生命工学コースでは、生命工学の基盤となる知識や方法論を身につけ、再生医療、食品開発、微生物応用、医療機器開発に携わるための技術を高めていきます。

自ら計画して行う実験を通して、医学・生物学と工学の実践的な能力を高める。
未来の社会を支える再生医療や食品開発を実現し、人々の生活に役立てるためには量産できる技術が必要です。本コースでは、将来的な商品化や製品化を見据えて研究を行っています。医学・生物学と工学を一緒に学ぶことで、製品開発を見据えた研究が可能になります。また、専門設備を使用して数多くの実験を行うことで、実践的な技術を身につけます。
専門性を活かし、学外の研究機関と共同で最先端の研究に取り組む。
本コースで研究する再生医療では、事故や病気で失われた皮膚や筋肉などの生体組織を人工的に作り出すことを目的とします。関西医科大学、国立循環器病センター、京都大学と共同で、世界初の先天性巨大色素性母斑の皮膚再生治療に取り組んでいます。他にも、理化学研究所や国内の大学と専門性を活かした共同研究を積極的に行っています。
研究成果は国内や海外の学会や学術専門誌に発表。
ほとんどの大学院生は研究成果を国内をはじめ海外の学会で発表します。研究結果をまとめ、スライドやポスターを作成し、発表練習を行い、学会では多くの研究者と意見交換も行います。学会の優秀発表賞も受賞しています。さらには、英語で作成した研究論文を学術専門雑誌にも投稿し、世界へ研究を発信しています。
海外研究支援制度を活用し、最先端の再生医療や生命科学を学ぶため海外に留学。
これまで多くの大学院生が、アメリカ、カナダ、ドイツ、タイへ海外研究支援プログラムを利用し留学しました。現地の研究者と英語でコミュニケーションをとり、研究のみならずいろんなことにチャレンジしています。多くの刺激を受け、研究意欲の向上につながっています。