9月19・20日、10月24・25日に大阪府中之島で開催された「中之島ロボットチャレンジ2026」に本学の情報科学部、ロボティクス&デザイン工学部で開発したロボットが出場しました。「中之島ロボットチャレンジ」は人々が往来する屋外で自律移動ロボットが問題無く行動できるかどうかを検証する大会で、中之島中央公会堂および中之島図書館を周回する約500mのコースを、道行く人々を回避し、段差のある路面を乗り越えてゴールを目指すという課題が与えられます。
これに対し、本学では本走行に次の6台のロボットが出場しました。
「SmartBot v3(実世界情報学科)」:3次元の距離計測が可能なセンサを搭載し、そのセンサ情報を頼りに自律移動します。昨年も完走している安定した機体です。
「SmartBot v4(実世界情報学科)」:コンパクトなダイレクトドライブのインホイールモータを採用し小型化しました。またソフトウェアも刷新しています。
「NeuroBot(情報知能学科)」:視覚神経系を模倣したビジョンセンサを搭載し、高い精度で物体認識を行うことが可能です。
「Sirius3(ロボット工学科)」:車体や車輪が比較的大きいため路面の段差に強く、周回コースを最短距離で移動することが可能となっています。万博にも出展されたロボットです。
「ココちゃん(ロボット工学科)」:小型の機体で可搬性に優れており、実験環境のデータ収集を迅速に行えることが特徴です。
「Regulus(ロボット工学科)」:多脚移動型のロボットで、レスキュー活動を想定した機体です。
今年度は本学と共同で探究プロジェクトを実施している雲雀丘学園中学校・高等学校の生徒の皆様がSmartBot v3の制御プログラムを担当しました。この探究プロジェクトでは雲雀丘学園で数回のプログラミング講座を実施後、今回の中之島チャレンジに挑みました。
本走行では早朝からの大雨や、コース途中での工事により経路変更を余儀なくされるなど、厳しい環境下での運用となりましたが、実世界情報学科で開発し、雲雀丘学園の皆さんがプログラミングを担当したSmartBot v3がコースを完走しました。さらに、続いてスタートした新型機SmartBot v4も完走し、見事なワンツーフィニッシュを達成しました。
これらの結果は、様々なトラブルや環境の変化にも即座に対応し、ロボットの制御を最適化した学生たちの高い技術力と応用力が証明されたものです。今後もさらに安定した走行ができるよう、開発を続けたいと思います。
なお、今回完走したロボットの車体技術や実習プログラムは、大学発ベンチャー企業「大阪インテリジェントロボティクス株式会社」を通じて高校・教育機関向けのロボット教育パッケージおよび講習サービスとしてご提供しております。中之島ロボットチャレンジなどの屋外実証イベントへの参加・出走を見据えた実践的なプログラミング教育や教材導入をご検討の際は、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
枚方キャンパス 情報科学部 指導教員
・実世界情報学科:宮脇健三郎 教授、西口敏司 教授、荒木英夫 教授
・情報知能学科:奥野弘嗣 教授
梅田キャンパス ロボティクス&デザイン工学部 指導教員
・ロボット工学科:井上雄紀 教授、廣井富 教授



