大阪工業大学

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Voice産業用ロボットのソフトウェア開発に関わり、
ロボット作りの夢を現実にする。

Profile

ヤマハ発動機株式会社 勤務

中西 菜緒

2019年 ロボティクス&デザイン工学部 ロボット工学科 卒業
2021年 メカトロニクスコース修了
星槎国際高等学校 福井学習センター 出身

  • ロボット工学科
  • ロボットエンジニア
  • ロボットソフトウェアエンジニア
Q1.大阪工業大学を選んだ理由
ロボットが身近になった学びの環境
アニメの影響でロボットに興味を持ち、高校2年のときには「将来はロボットを作りたい」と考えていました。そこでロボット工学科があり、ロボコンやロボカップの活動がさかんな大阪工業大学に入学を決めました。大都会の大阪で学生生活を送ってみたいと思ったことも、志望した理由のひとつです。入学してロボットプロジェクトに参加したときには、たくさんのロボットを触ったり動かしたりできる環境に感動しました。
Q2.限界を超える学生時代の挑戦
苦心したペグインホール作業の研究
「産業用ロボットによるペグインホール作業の実施」をテーマに研究しました。ワールドロボットサミットに運営スタッフとして参加する機会があり、組み立て作業を行うロボット競技を見学。そのとき、多くのチームがペグインホール作業(穴にピンを挿入する作業)に苦しんでいることに気づいたのが研究のきっかけです。
 
人間が指でペグを支える機構を真似て、ペグ(シャフト)を掴むグリップに柔軟性を持たせました。人がホールにペグを挿すときの動作を観察し、ロボットにも人間に近い動作をさせれば挿しやすいのではと考えたのです。仮説に基づいて実験を繰り返したのですが、ペグを掴む強さの調整に苦労しました。計算通りにいかないことも多く、実機で試しながら調整することが重要であることを学びました。
 
Q3.ロボカップ2019で準優勝に
ロボット製作に熱中した日々
なんといってもロボコンやロボカップに参加したことです。1年次に初めてNHK学生ロボコンに参加したときは、メンバーが作ったロボットが実際に競技をしている様子を見て感動。3年次に出場したNHK学生ロボコンでは、ロボットのタイヤ周辺を設計しました。ロボットの位置を推定するためにタイヤにセンサーを搭載したのですが、地面にタイヤが接していないと正確に場所を読み取ることができないので、いかに接地させるかに苦労しました。毎日授業が終わるとロボットプロジェクトの活動場所に直行して製作に没頭した日々は、かけがえのない思い出です。
Q4.夢を叶えた現在の挑戦
ソフトウェアはロボットの「最後の砦」
会社では生産設備に使われる産業用ロボットのソフトウェアの開発に携わっています。おもにロボットを安全に動かしたり、操作しやすくするための機能に関わっています。既存の機種をより使いやすくするために、自分で提案してソフトの修正や追加機能の開発を行うこともあります。
 
ソフトウェアはロボット開発の「最後の砦」であり、ロボットの最終的な操作性を決める重要な部分。操作するお客さまの使いやすさを考え、アイデアを膨らませるのがこの仕事の面白さです。将来は、使いやすく便利で世界中から愛されるロボットを開発できたらと思います。
 
Q5.高校生へメッセージ
挑戦から将来の夢が見つかる
夢や目標があると学びのモチベーションが高まるので、今のうちから意識しておくと大学生活がより豊かになると思います。もしめざす目標がなかったら、「惹かれるようなものが、まだ自分の世界に存在していないだけだ」と考えましょう。いろんなことに挑戦して自分の世界を広げるうちに、きっと見つかると思います。

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