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【学生相談室コラム】いつも一緒のふたり『がまくんとかえるくん』

2024年6月8日

  • “晴耕雨読”で雨の日は読書もいいですね “晴耕雨読”で雨の日は読書もいいですね

 皆さんは『がまくんとかえるくん』というお話を知っていますか?アメリカの絵本作家アーノルド・ローベルが描いた短い物語が詰まった児童書です。小学校の国語の教科書に載っていた『おてがみ』の本というと、思い出せる人もいるのではないでしょうか?ちょっぴり心配性でマイペースながまくんと、陽気でしっかり者のかえるくん。性格は違いますが、ふたりはいつも仲良しの「しんゆう」です。
 『おてがみ』は手紙が来たことがないというがまくんにかえるくんが手紙を出すお話で、かえるくんの優しさが感じられるお話です。他にも美味しいクッキーを食べすぎないようにふたりで「いしりょく(意思力)」を鍛えようとする『クッキー』や、散らかった部屋の片付けや家事を「あしたするよ」と先延ばしにするがまくんを描いた『あしたするよ』など、どこか身に覚えのあるお話も収められています。
 そんないつも一緒にいるがまくんとかえるくんの最後のお話は『ひとりきり』。いつものようにがまくんがかえるくんの家に行くと「ぼくはいません でかけています ひとりきりに なりたいのです」という置き手紙があり、心配したがまくんがかえるくんを探しに行くお話です。私はこのお話の中に、作者の思う“一緒にいる”ということの意味が描かれているような気がしました。続きはぜひ本を読んでみてください。
 この本に限らず、絵本や児童書を大人になって改めて読むと新しい発見があると思います。優しい文章と絵は、小説やマンガともまた違った良さがあります。みなさんも雨の日のお供にぜひ読んでみてください。
出典:『ふたりはしんゆう』(2022年 作:アーノルド・ローベル 訳:三木卓)

学生相談室カウンセラー 兵頭俊宏