実験を通じて学んだことは、決して忘れない。
学生時代に所属していた廃棄物共存工学研究室※では、ごみを処理する際に有害物質を流出させないようにするキレート処理の研究を行っていました。研究室と演習を合わせると学生時代は実験にかなりの時間を費やしたと思います。講義だけでは忘れてしまうこともあるのですが、実験を通じて学んだことはしっかりと記憶に残っており、いまでも「学生時代にやったことがある」と思い出しながら作業することがあります。
※現 循環基盤工学研究室
長野県の新しいごみ処理施設を副所長としてゼロから担当。
日立造船と聞いて、ごみ処理施設を思い浮かべる人は少ないと思いますが、実はこれまでの施工実績は約750件。現在、私がいるのは長野県。建物すらなかった更地のころにやって来て副所長として施工管理を行っています。ゼロからのスタートだったので試運転までこぎつけたときには大きな達成感がありました。施工管理を行ううえでは、環境の知識だけでなく化学、機械、電気と幅広い知識が求められます。学生時代にはそれらも学ぶことができました。いまはその力をフルに活用して、現場をリードしています。