大阪工業大学

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Voiceさまざまな場面や国で活躍できる、
グローバルなエンジニアを
めざして。

Profile

Mitsubishi Electric Europe B.V. Czech Branch, FA Center Department
※三菱電機株式会社より海外出向中

佐々木 祥太

2015年 工学部 電気電子システム工学科 卒業
2017年 大学院 工学研究科 電気電子工学専攻 修了
兵庫県立赤穂高等学校 出身

  • 電気電子システム工学科
  • 工学研究科
  • エンジニア
Q1.大阪工業大学を選んだ理由
電子工学や半導体について深く学びたかった
高校は理系コースで、特に電子工学や半導体に興味がありました。大阪工業大学は、その分野の研究室が充実していて、さらに就職に強いと評判だったので志望しました。大学時代で印象に残っているのは、先生の手厚いサポートです。授業や課題の疑問点を聞きに行けばいつも丁寧に対応してくださり、理解を深めることができました。
大学院に進学してよかったと感じたのは、答えのない問いにアプローチするための環境・設備が充実していたことです。研究という「答えのないものの探求」を通して、自分で考え、試行錯誤する力が身についたと思います。
Q2.限界を超える学生時代の挑戦
新しい研究テーマに手探りで取り組み、賞を受賞するまでに
大学では、「酸化亜鉛(ZnO)系薄膜トランジスタ」に関する研究に取り組みました。その内容は、テレビやスマートフォンのディスプレイに使われている薄膜トランジスタという電子デバイスを、インクジェットプリンタなどの印刷技術を用いて作製するものです。いつか透明な半導体を開発し、会議室や建物のガラスをタッチパネルにできたら、そんな未来が作れたらかっこいいだろうなという想いもありました。
新しい研究テーマで先輩もおらず、はじめは全くの手探り状態でした。そこでほかの研究テーマの先輩や先生を巻き込み、基本的な理論や装置の使い方、参考論文を教えてもらいながら形にしていきました。その結果、電気関係学会と応用物理学会で賞をいただき、修士論文発表会では最優秀論文賞を受賞できました。努力が報われてうれしかったです。
Q3.思い出のキャンパスライフ
その後の成長につながった失敗の経験
国際PBLプログラムでは台湾に2週間ほど滞在しました。台北科技大学の学生とチームを組み、赤外線センサを用いたロボットカーを製作しました。ところが、台北科技大学の学生たちは機械工学に強く、私たちは電気系や制御系が専門だったこともあり、チーム内でたびたび衝突することも。あとで、お互いの意見を受け入れながら、俯瞰的な視点で最適解を探るべきだったと反省しました。でも、仲はみんなよくて(笑)、夜やオフの日は一緒に遊びに行ったりして楽しかったです。
Q4.夢を叶えた現在の挑戦
製品設計・開発力と海外経験を活かし、世界で活躍
現在は、チェコにある三菱電機ヨーロッパという企業に海外出向しています。欧州に拠点を構えるユーザー様の技術サポートと、現地エンジニアの育成が主な仕事です。大学時代の台湾での国際PBLプログラムやスペインでの海外研究支援プログラムの経験が、現地従業員と業務を遂行していくなかで生きていると感じます。たとえば、「語学力そのものより、コミュニケーションを取ろうとする姿勢を示す」こと。そして、「異国の文化・考え方を受け入れリスペクトすることが、関係性構築の近道になる」といった学びを実践しています。
Q5.高校生へメッセージ
アンテナを広く張れる人になってください
「電気」に関する学問は電子工学、制御工学、エネルギー工学、パワーエレクトロニクスなど、幅広い領域をカバーしますが、最新の技術というのはこういったさまざまな学問が複雑に関係し合い、成り立っています。興味のある・なしにかかわらず、アンテナを広く張れる人になってください。そうすることで大学生活はより充実し、社会に出てからも活躍の場が広がるはずです。

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