大阪工業大学

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Voice幼い頃からの夢だった
飛行機の仕事ができている。

Profile

株式会社本田技術研究所 勤務

秦 大介

2019年 工学部 機械工学科 卒業
2021年 大学院 工学研究科 電気電子・機械工学専攻 修了
大阪府・上宮高等学校 出身

  • 機械工学科
  • 工学研究科
  • エンジニア
Q1.大阪工業大学を選んだ理由
ものづくりを通して、多くの人を喜ばせたい
高校までは普通科で、「工業系」や「理数系」ではありませんでした。進路として法律や英語の分野も考えましたが、最終的に、幼い頃から興味のあった機械や電気を学ぼうと決めました。自分の手を動かしてものを作り、社会に実装され、多くの人が喜ぶ。そのような想像をして、ずっと好きな飛行機の仕事に携わりたいと思いました。
大学は、機械分野の研究やメーカーへの就職実績が高いことから大阪工業大学を選びました。教員には企業出身の方が多かったので、教科書の内容だけでなく、開発現場の実情も知ることができました。その理論や技術が実際の製品にどう生かされているのか、つながりをイメージできて理解しやすかったです。
Q2.限界を超える学生時代の挑戦
ガスタービンの研究を突き詰め、英語で論文発表も
大学では、航空機のエンジンや発電所に用いられるガスタービンという機械を研究対象とし、1,000度以上の燃焼ガスに晒されるタービン翼という部品に着目。タービン翼の内部に空気を流し、冷却するための最適な設計について研究しました。装置の製作が難しく、数値シミュレーションの妥当性を検証するための実験は苦労の連続でした。しかし先行研究から学び、改良するなど、諦めずにトライし続けたことで成功につながったと感じています。
大学院に進学後もガスタービンに関する研究を深め、国際学会では英語で論文執筆や口頭説明を行いました。外国人を含む教員の方々と練習を重ねたおかげで、本番では自信を持って発表できました。
Q3.鳥人間コンテスト第39回大会(2016年)からの帰還後
ホバークラフトや人力飛行機を製作
半年かけて課題に取り組むエンジニアリングプラクティスという実習や人力飛行機プロジェクトなど、「ものづくり実践」が豊富で、そこでリーダーを務めた経験も成長につながりました。エンジニアリングプラクティスでは、汎用エンジンを搭載した一人乗りのホバークラフトを製作。人力飛行機プロジェクトや同学OBチームでは鳥人間コンテストに何度も出場し、優勝1回、3位入賞2回を経験しました。
Q4.夢を叶えた現在の挑戦
航空業界を盛り上げ、人々の「自由な移動の喜び」に貢献
所属する部署では、空飛ぶクルマ「eVTOL」など、電動航空機のパワーユニットに使われるガスタービンの研究に従事しています。私は主にエンジン内の伝熱にかかわる検討を行っていて、部品寿命を予測するために必要な「エンジン運転時の部品温度」の数値シミュレーションが仕事です。学生時代の研究と今の業務は同じような内容なので、4力学(材料力学、流体力学、熱力学、機械力学)といわれる機械工学の基本をはじめ、ガスタービンの伝熱分野の知識、CADやシミュレーションソフトの使い方、実験の経験など、学んだことが日々役立っています。
航空業界で働く夢は叶ったので、次の夢は、空の移動をもっと身近にすること。そのためにも開発中のパワーユニットを着実に完成させて、航空業界を盛り上げ、人々の「自由な移動の喜び」に貢献していきたいです。
Q5.高校生へメッセージ
大阪工業大学の恵まれた環境をフル活用しよう
ただ講義を受けるだけでは、高校の延長にすぎません。せっかく進学するのであれば、大学の制度や設備、活動などの環境をフルに活用しましょう。特に大阪工業大学ならではのプロジェクト活動は、学生主体でスケールの大きなものづくりができるチャンスです。講義では得られない経験ができて、きっとその先の将来につながるはずです。
 

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