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瀧本 和也さん
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瀧本 和也さん
2015年 情報科学部 情報ネットワーク学科(現 ネットワークデザイン学科) 卒業

西日本電信電話株式会社(NTT西日本) ネットワーク部 設備ビジネス推進PT
取材当時は、サービスマネジメント部 カスタマサービス部門 光マネジメント担当に所属

課題解決型学習で結果が出ると痛快
大学での学びを生かし、
お客様、社員のために
業務の抜本的改革に日夜取り組む

情報インフラを整備することで社会に貢献

私がNTT西日本に入社した理由は、情報インフラという分野で社会に貢献できる仕事に魅力を感じたからです。入社してからは主に開通分野の業務に携わっており、お客様のお申し込みから実際に通信が使えるようになるまでの業務において、品質および効率の向上に取り組んできました。私のような若手にも大きな仕事を任せてもらえる社風で、4,000回線にもなる大口の開通工事を担当した際には、遠隔サービスによる切替スキームを新たに構築して人的コストの削減に成功、社長表彰を受賞することができました。最近では業務効率化プロジェクトの責任者に抜擢されて、新しい労働スキームを構築することで西日本の従業員約3,000人の業務に対し1人あたり約30~60分の効率化を実現しました。規模が大きい分、得られる成果も大きいので、やりがいと責任感を持って業務に取り組んでいます。

段階的に学修できるカリキュラムが魅力

実は高校まではパソコンに慣れ親しんでいなかったのですが、そんな私が大阪工業大学の情報ネットワーク学科(現 ネットワークデザイン学科)に入学した理由は、情報技術を身に付ければ将来の選択肢が大きく広がるだろうと考えていたからです。入学当初からITスキルの高い友人もいて技術力に差を感じましたが、授業はパソコンに不馴れな学生も段階的に学べるカリキュラムであり、先生も手厚くサポートしてくれました。また、それぞれの授業で達成すべき基準が設けられており、それをクリアした人は応用的な課題に挑戦するスタイルだったので、私は基礎を出来る限り予習して、授業では難易度の高い課題に集中できるように心がけていました。結果として効率よくステップアップでき、高度な情報技術力を身に付けることができたと実感しています。
 なかでも印象深いのは、C言語を用いて簡単なゲームを作る講義です。ゲームを自由に製作する演習で、私はタイピングゲームを製作し、ランキング機能を実装するなどの工夫も盛り込みました。初めて制作したゲームにしては上出来で、実際に友人がプレイする姿を見た時は感動しました。

研究室で身に付けた課題解決力

研究室では「LED可視光を用いた通信技術」というテーマに3人のチームを構成して取り組みました。病院など通信が制限されるエリアでの通信、あるいは水中でダイバーが連絡する際の通信など、通常時とは異なる状況に応用することを目標とした技術で、私は通信を実施する際に発生するノイズを除去する研究を担当していました。
 研究を通じて、目標を設定し、それに向かって仲間と協力しながら課題を解決していくプロセスを学んだことが、自分と異なる専門分野を持つスペシャリストと協働する機会が多い今の業務に大いに役立っています。

将来を悩んでいる人にこそおすすめしたい

これから入学する皆さんに私が強調したいのは、大阪工業大学ならきっと自分の将来の夢や目標が見つけられるということです。私自身、入学した時は将来のビジョンがはっきりしておらず、「これからの時代はITスキルが必須だ」という漠然とした思いだけで入学しました。私はそのまま情報通信の仕事に就くことができましたが、在学中に関心のある分野が変わってもITスキルや培った思考法を生かせる業界や進路は他にも多くあります。また、親身になってくれる先生や先輩たち、就職課の手厚い支援など恵まれた環境が用意されているので、きっと「なりたい自分」を見つけることができるはずです。ぜひここで自分の夢を見つけてください。

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    常にお客様のため、従業員のため、と誰かのことを想って仕事をしています。
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    社長表彰の授賞式の会場。この時の達成感、高揚感は忘れられません。
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    大学時代の教科書などは今も残っています。多くの知識と技術を積み重ねました。
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    学生時代は軽音サークルに所属。演奏するドラムは、バンドをリードする醍醐味があります。

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