大阪工業大学

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Voice「守り」と「攻め」の知的財産活動で、
企業の競争力を高める。

Profile

コベルコ建機株式会社 勤務

井原 駿也

2017年 知的財産学部 知的財産学科 卒業
2019年 知的財産研究科 知的財産専攻 修了
兵庫県立・太子高等学校 出身

  • 知的財産学科
  • 知的財産専門職大学院
  • 知的財産アナリスト
  • 知的財産部員
Q1.大阪工業大学を選んだ理由
特許や商標、著作権など、身近なテーマに興味が湧いた
「知的財産」という言葉を知ったのは高校時代。進路選択の際に、文系、理系どちらに進むか迷っているとき、担任の先生から大阪工業大学の知的財産学部を勧められたのがきっかけです。調べてみると、特許や商標、著作権など、企業において事業を発展させるために重要な役割を果たす分野であることを知り、興味を持ちました。大学では知的財産に関する法律を学び、その知識を活用して企業分析を行うなど実務を学び、基礎と応用の両面を身につけることができました。
Q2.限界を超える学生時代の挑戦
知的財産の情報を調べる力・収集する力が身についた
大学では「中小企業における知的財産支援」について研究しました。日本は9割以上が中小企業で、1割以下が大手企業とよく言われますが、特許出願の割合を見ると大企業が大半を占めます。そこで、中小企業の知的財産を守るためにどのような方法や支援があるか、国や地方自治体の支援制度の調査、特許事務所へのヒアリングを通して研究を進めました。大学院では、「コンテンツビジネスにおける海賊版対策」について研究しました。当時話題となっていた無断転載をテーマにコンテンツを保護するための方策を検討しました。これらの研究を通して、日々情報が更新される分野であったので、調べる力・収集する力が磨かれました。
Q3.思い出のキャンパスライフ
アルバイトやインターンシップの経験
学部や大学院で学んだ内容が社会でどのように生かせるのかを理解するため、積極的に現場経験を重ねました。大学の紹介や授業などを通して、特許事務所でのアルバイト、知的財産コンサルタントや特許庁でのインターンシップに参加。実務を学ぶことで、授業への意欲がより高まるとともに、将来の進路を考える機会にもなりました。
Q4.夢を叶えた現在の挑戦
知的財産は、経営戦略の策定や企業の意思決定にも活用できる
知的財産部員として特許の権利化、他社特許の調査、IP ランドスケープ、ブランディング、契約相談など、幅広い業務を担当しています。IP ランドスケープは、知的財産の情報を分析し、経営戦略の策定や企業の意思決定に活用するもので、知的財産を重視した経営自体を指す言葉でもあります。今は、自社の技術やアイデアを知的財産権として保護する「守りの知財活動」だけでなく、企業の競争力を高める「攻めの知財活動」も不可欠な時代。この両面があってこそ、会社の事業自由度を確保できます。目標は、「攻めの知財活動」における知識と経験を積み重ね、企業の成長に貢献できる知的財産部員になることです。
Q5.高校生へメッセージ
法律と技術が融合した、文理の垣根を超えた面白さ
大阪工業大学で知的財産を学んだおかげで、入社後すぐに知財のプロフェッショナルとして働くことができました。知的財産部員は、特許を例にとると、発明の技術的な内容を理解し、文章に落とし込み、法律の範囲内でどのように権利化を進めるのが会社にとって有用かを判断することが求められます。このように、知的財産は、法律と技術が融合する分野で、文理の垣根を超えた面白さがあります。文系、理系の枠組みに捕らわれず、ぜひ知的財産の分野に飛び込んでみてください。

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