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2023年度から兵庫県洲本市と連携し古民家再生プロジェクトがはじまりました

2023年9月20日

  • 廃材を敷き詰め研磨し、床材として再利用します。 廃材を敷き詰め研磨し、床材として再利用します。
  • 地元の大工さんに指導いただき縁側の基礎を自分達で作ります。 地元の大工さんに指導いただき縁側の基礎を自分達で作ります。
  • 左:よりまち荘外観 右:ダイニングの床貼りにも挑戦 左:よりまち荘外観 右:ダイニングの床貼りにも挑戦

今年度から地域連携事業の新規取り組みとして、兵庫県洲本市との連携を開始しました。
同市では、「域学連携」として近隣の大学と連携し、10年前から学生の学びをまちづくりに生かす取り組みを行っており、過疎化の進む地域の活性化や問題解決に成果を上げています。

 本学からは、工学部建築学科の藤井伸介准教授の指導のもと、ゼミ生16名が、洲本市にある古民家再生プロジェクトに協力しています。
 
 商店街の近くにある古民家は「よりまち荘」と名付けられ、島内外の人が気軽に立ち寄れる拠点として再活用を目指しています。藤井ゼミ生は5月に現地を訪れ、町の様子を見学し、物件を内覧、採寸し、翌月には3班に分かれてそれぞれリノベーションプランを関係者に発表しました。発表内容のクオリティの高さに洲本市関係者の方々は驚かれたようで、お褒めの言葉をいただきました。

 8月の長期休暇を利用して班ごとに手分けして解体・改装を行いました。学生にとって全てが未経験ですが、地元の大工さんが毎日付き添って解体方法、床貼りなど指導してくださいました。また、町おこし協力隊の方がお昼を用意してくださるなど、地域の方々の協力を得ながら作業を進めました。今後は縁側を完成させ、そこから繋がる開放的なキッチン、くつろぎの広場、2階を宿泊施設にするなど、よりまち荘は3年後の完成を目指しています。

 この様子は新聞にも取り上げられ、よりまち荘を通じた交流や、学生の活動を知ってもらえるきっかけになりました。この学びを通じて、人と人とが繋がり、地域がより一層活気づくことを期待します。

関連するリンクはこちら
https://mainichi.jp/articles/20230906/k00/00m/040/106000c

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