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ロボットプロジェクトが「NHK学生ロボコン2023」に出場し、デザイン賞を受賞!

2023.06.09

  • 大会出場メンバー(最前列)と応援に駆け付けた学生、教職員ら 大会出場メンバー(最前列)と応援に駆け付けた学生、教職員ら
  •  ERがRRを橋渡ししている様子 ERがRRを橋渡ししている様子
  • 慎重にポールを狙いリングを射出 慎重にポールを狙いリングを射出

 6月4日、全国の大学生らがアイデアやチームワークを駆使して自作のロボットの性能を競う「NHK学生ロボコン2023~ABUアジア・太平洋ロボコン代表選考会~」が東京都大田区総合体育館で開催され、本学ロボットプロジェクト「大工大エンジュニア」が5年振りに出場しました。本大会には全国からビデオ審査などの事前選考を通過した大学と高等専門学校の22チームが参加しました。
 
 今年の競技テーマは「“Casting Flowers over Angkor Wat”~アンコール・ワットに花々を~」。
 
 競技はゴムホース製の赤と青の輪を使った「輪投げゲーム」。うさぎロボット(RR)とぞうロボット(ER)の2台のロボットが協力して、アンコールワットを模したエリアにある11本のポールにチームカラーの40個のリングを回収して投げ入れます。試合終了時に、それぞれのポールの一番上にリングを入れたチームがポールのポイントを獲得。決められた8つのポールの得点を全て獲得した状態を「チェイヨー」と呼び、チェイヨーを達成した瞬間にそのチームは試合に勝利するルールです。
 
 7グループに分かれて行われた予選リーグでの本学初戦の相手は長岡技術科学大「Robopro長岡」。堅実なリング回収と高い連射性能が特長のチームで強豪校です。試合開始直後、本学ERの特長である橋渡しにより、エリア内側にRRの運搬に成功。スピーディーにリングを回収し、ポールへの投げ入れを開始しました。しかし、前日の台風2号の接近に伴う交通機関の遅れから現地到着が大幅に遅れ、会場での十分な調整・テストランを行うことができなかったため、上手くポールにリングを投げ入れることができず、その間に「Robopro長岡」にチェイヨーを決められてしまい惜敗しました。
 続く、予選第2試合目の相手はものつくり大「イエロージャケッツ」。両チームとも試合開始とともにスムーズに動き出し、リングを回収、正確に狙いを定めながら、ポールにリングを入れていきます。本学のRRはタイヤの回転と動作を同一の機構で制御する差動ステアリングを採用している点が特長で、段差に強く、RRの橋渡し機能を発揮するために重要な機構となっています。イエロージャケッツも順調にリングをポールに入れていき、接戦に。一進一退の攻防が続く中、最後は1ポール分多くリングに入れられた「大工大エンジュニア」が勝利し、5年振りの出場で1勝を上げることができました。
 
 チームは残念ながら、予選敗退となりましたが、NHKメディア総局第2制作センター科学ジャンル長の浅井健博氏から「技術的なデザインと橋を備えた美しいフォルム。大雨の影響で到着が遅れたにも関わらず調整を重ね、間に合わせた対応力も素晴らしかった」と評され、デザイン賞を受賞することができました。NHKチームリーダーを務めた柴田航平さん(生命工学科2年)は「今回は、機体の調整を十分に行い競技に臨むことができなかったことが、悔しかったです。それでも、競技当日はメンバーそれぞれが、ベストを尽くしてくれたので、1勝を上げることができました。来年は、決勝トーナメントに進出したいです」と話し、来年の大会を見据えて闘志を燃やしていました。
 
 最後まで、自分たちが作り上げたロボットを信じ、アイデアマンシップにのっとったフェアプレーで戦い抜いたメンバーたち。今年の悔しさをバネに来年の活躍を期待します。
 
 熱戦の様子はNHK学生ロボコン2023公式ウェブサイトで公開されているアーカイブ動画配信にて視聴することができます。
本学チーム予選第1試合・1:16:20~
本学チーム予選第2試合・2:22:05~
表彰式デザイン賞受賞の様子・6:08:40~

※大会の模様はNHK総合テレビで7月17日(月・祝)10時5分から放送予定。