ページトップへ戻る
  1. トップページ
  2. トピックス
  3. 大阪市旭区と連携して小学校プログラミング教育を実施しています Ver.2

トピックスTOPICS

大阪市旭区と連携して小学校プログラミング教育を実施しています Ver.2

2023.07.10

  • 迷路作りでは、ペンの色の並び順でオゾボットにプログラムすることを学びました。 迷路作りでは、ペンの色の並び順でオゾボットにプログラムすることを学びました。
  • スクラッチ上でプログラムした通りLEDを光らせました。連続するとアニメーションを表示できます。 スクラッチ上でプログラムした通りLEDを光らせました。連続するとアニメーションを表示できます。
  • モーターを回すプログラムを利用してボタンを押すと進む車を作りました。 モーターを回すプログラムを利用してボタンを押すと進む車を作りました。

 大阪市旭区と本学が連携し、旭区内の市立小学校全10校の小学6年生を対象に5月から「プログラミング体験学習」を実施しています。

6月16日は高殿南小学校、23日は城北小学校で実施し、工学部電子情報システム工学科の神村教授、安國准教授が登壇しました。
 小さなロボットOzobot(マイクロロボットオゾボット2.0)を使ってプログラミングを体験してもらいました。紙の上のスタート地点にOzobotを置き、複雑な迷路をゴールまで導きます。赤、緑、青、黒の4色で構成されるカラーコードを用いて直感的にプログラムを指示し、考えた通りにロボットを動かす体験を通じてプログラミングを学びました。子供たちからは「思った通りにいかなくて難しかったけどゴールできると嬉しくて楽しかった」「速く動かすために友達と考えたり、自分でも考えたりしてプログラムを書くことが楽しかった」と、楽しく学べた声が多数寄せられました。
 
 7月4日、高殿小学校は生命工学科の宇戸教授が登壇しました。
Studuino(スタディーノ)を使用してプログラムをつくり、実際にセンサーで電気の点灯を制御する仕組みを体験的に学習しました。プログラミングツールScratch(スクラッチ)を利用して、電気を流してLEDを光らせたり、光センサーの値を入力し、センサーを手で覆って暗くしたときに明かりがつき⼿を離したときに明かりが消えることなどを体験し、赤外線センサーを用いて手を近づけると明かりがつき離れると消える仕組みを学習しました。
「プログラミングは苦手だったけど授業を受けて好きになりました」「進むごとに解っているかどうか確認しながら教えてくれたし色々なプログラムが作れたので楽しかった」など嬉しい声がきかれました。
 
 今年度初の試みとして中学校でもプログラミング教育を実施します。
 第1回目となった6月21日と7月5日は、工学部電気電子システム工学科 田熊教授が登壇しました。
中学生はアーテックロボ2.0を使ってプログラミング学習を行います。Studuino:bit(スタディーノビット)というソフトを使ってディスプレイ上のLEDをさまざまな色を点灯させることを学習しました。LEDを光らせるプログラムはScratchを使います。学生達はScratch上に模様を描いて本体に転送しLEDを好きな色に光らせドット画を作ったり、本体のボタンを押して模様を替えたり楽しみながら実生活に活かされているプログラミングを学びました。
 さらに、ブロックとモーター、専用のセンサーなどを自由自在に組みあわせてオリジナルのロボットを作成することにも取り組みました。ブロックや車輪パーツを繋げてロボットを作り、モーターの回転速度や時間、停止などのプログラムをStuduino:bitで指示し、動かすことを学習しました。プログラムした通りに動くと歓声があがり、不規則な形にブロックを繋げてロボットが面白い動きをすると笑顔がこぼれていました。

遊び心も大切にしながらプログラミングに興味を持ち学習してくれることを期待します。このあと秋以降も旭区内小中学校へ出講します。