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ターボ機械協会 第72回大分講演会で「ベストプレゼンテーション賞」を受賞しました

2014年11月7日

  • 実験装置と尾上君 実験装置と尾上君
  • 従来の遠心羽根車(左)とモノラボの3Dプリンターを用いて製作した改良型遠心羽根車(右) 従来の遠心羽根車(左)とモノラボの3Dプリンターを用いて製作した改良型遠心羽根車(右)
  • ターボ機械協会第72回大分講演会の賞状 ターボ機械協会第72回大分講演会の賞状

 10月3日、尾上純弥君(工学研究科機械工学専攻博士前期課程1年次生)が、ターボ機械協会第72回大分講演会で「汎用ポンプ用インデューサ及び遠心羽根車形状改良による吸込性能向上に関する研究」について発表し、「ベストプレゼンテーション賞」を受賞しました。
 この賞は、同協会が開催している講演会においてプレゼンテーション力や発表内容が最も優れた発表者に対して授与されるものです。
 汎用ポンプは水を輸送するためのポンプで、ビルや工場など様々な場所で使用されています。これを高速で運転すると、羽根車付近では流れる水の速度上昇に伴う圧力低下が起こり、ポンプ内圧力が一定圧力以下になると水が蒸気へと変化し、キャビテーションという現象が発生。キャビテーションが起こると、揚水性能の低下や羽根車の損傷、騒音などのあらゆる問題が生じます。そこで、インデューサと呼ばれるキャビテーションの発生を抑制する部品を付設したポンプの研究開発が行われてきました。近年、ポンプメーカーでは低速回転でありながらも高吸込性能を発揮するために、低速汎用ポンプへのインデューサの付設が検討されており、さらなる羽根車およびインデューサの開発が求められています。
 尾上君は、高吸込性能をもつ汎用ポンプの開発を目的として、遠心羽根車と低速汎用ポンプ用インデューサの改良をメーカーと共同で実施。遠心羽根車の翼の角度を変えるなど実験を繰り返しましたが、思うような結果が得られず、形状を抜本的に見直して長翼と短翼の二重翼列の羽根車を作製した結果、従来の遠心羽根車に対して吸込性能を56.0%改善することができました。さらに、この改良型遠心羽根車にインデューサを付設した実験では、81.3%の吸込性能の向上がみられ、従来実績をはるかに上回る結果となりました。
 今回の受賞は、遠心羽根車の抜本的改良と、インデューサと遠心羽根車の一体解析を初めて実施し、かつ、吸込性能を大幅に改善したことが評価されました。尾上君は、「今後は、今回実験に使用したポンプよりも大きなポンプを用いて吸込性能を調べるなど、実験を繰り返して改良を重ねていきたいです」と語ってくれました。

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