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北大阪商工会議所と連携協定を締結しました
2009.10.29
本学は10月29日、北大阪商工会議所(本所:枚方市)と連携協力に関する包括協定を締結しました。これは、地域課題を解決するとともに大学の教育・学術研究機能を高め、地域社会の発展と人材育成に寄与することを目指すものです。
本学情報科学部(枚方キャンパス)で行われた調印式では同会議所の吉川稔会頭が「国際競争が激化するなか、地域の中小企業が生き残るためには個性ある地域産業の創出、新サービス・商品の開発が不可欠。学生との共同プロジェクトには今後の地域発展の一翼を担ってほしい」と今後の活動に対する期待を述べ、井上学長も「この協定は、産学連携という側面だけでなく、学生の教育という意味で大きな価値のあるもの。特色ある地域産業の創出に向けて地域と協力して活動する中で、学生たちには大学の授業では学べない、21世紀に求められる技術者に必要な能力・素養を身に付けてほしい」と応えました。
情報科学部はこれまでも同会議所会員の地域企業と連携し、さまざまな学生プロジェクトを進めてきました。キャンパスライフの利便性向上を目指し、学生が開発した学内情報システム「Oh!IT」もその一つ。専用端末(KIOSK端末)は枚方家具団地の企業と協力して製作しました。この「Oh!IT」システムは、教学に関する情報や学生個別のお知らせ事項などを学内に設置したKIOSK端末や電光掲示板を使って確認できるもので、枚方キャンパスで多くの学生に利用されています。
調印式後には、吉川会頭らが研究室を見学。今月末のつくばチャレンジに出場する予定の自律走行ロボット「ベルカ」開発の様子などを学生が紹介しました。学生たちはこの連携協定締結を機にさらにフィールドを広げ、地元企業などの幅広いニーズに対応した地域密着型の活動を展開していく予定です。