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本学卒業生の陶芸作家・的野求氏をお迎えして文化講演会を開催しました

2009.11.17

  • 的野氏の実演指導 的野氏の実演指導
  • 的野氏の指導を受ける参加者ら 的野氏の指導を受ける参加者ら
  • 陶芸に先立ち講演会がありました 陶芸に先立ち講演会がありました

 図書館では11月5日、文化活動の一環としてモノラボを会場に文化講演会を開催しました。今回講師にお迎えしたのは、本学工学部工業経営学科(現:技術マネジメント学科)の卒業生で、現在備前焼の陶芸作家としてご活躍の的野求氏。「備前焼の歴史について」と題した講演に続き、約30人の参加者たちは的野氏が持参してくださった備前焼の土を使って陶芸作品の製作に取り組みました。
 備前焼は、約2週間の間、1200度以上の高温で焼き締めるため、他の焼き物に比べて壊れにくいことでも有名ですが、釉薬(色や模様を出すための薬)をかけずに土のまま焼くため、どのような色や模様が出てくるのかは焼いてみなければ分からない、という「サプライズ」もあります。
 普段からモノラボの陶芸コーナー「夢雲(ムーン)」で創作に取り組んでいる工学部の女子学生は「備前焼の土は普段使っている土とは全く違う。のびが良いし、水をあまり使わなくていい」と、土の感触を楽しんでいました。また的野氏が電動ろくろでお手本を見せると、その絶妙な技に見入る参加者からは「なんでこんなに簡単にきれいな形にできるのか不思議。先生の今の手の動きを動画で残しておきたい」と感動と驚きの入り混じった声が聞かれました。
 図書館では毎年文化講演会を開催しているほか、「夢雲」で学生たちが作った陶芸作品を大宮キャンパス図書館2階で展示しています。