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工学部ロボット工学科が特別講演を開催しました

2011.05.02

  • 講演する浅田客員教授 講演する浅田客員教授
  • 講演の様子 講演の様子

 4月28日、工学部ロボット工学科が1年次生を対象に特別講演を開催しました。同学科客員教授で大阪大学大学院教授の浅田稔氏が「ロボカップから認知発達ロボティクスへ」と題して講演しました。
 初めに、今般の東日本大震災とロボットの関係について触れ、ロボットが災害にどのように対応できるかが今後の重要な研究テーマになると指摘し、日本のロボットが今回の大震災にすぐに対応できなかったことを教訓として、日本は世界一の防災大国を目指さなければならない、と持論を展開しました。
 続いて、自律移動型ロボットのビッグイベント「ロボカップ」を紹介しました。ロボカップは「2050年までに人間のワールドサッカー優勝チームに勝てる自律移動型のヒューマノイドロボットを完成させる」という壮大な夢に向かって、将来日本のものづくりを担う小学生から、現在大学や企業の最先端で「人工知能」や「ロボット工学」の研究・開発に携わる大学生、研究員までが一堂に会して競技に臨むランドマーク・プロジェクトであり、同氏は「ロボカップ」創始者の一人です。大会ごとにロボットが進化する様子が映像で紹介されると、新入生から感嘆の声が上がりました。同氏は「ロボカップジャパンオープン2011大阪が5月3日~5日にインテックス大阪にて開催されます。ぜひ会場に行って実際のロボット技術を堪能してください」と呼びかけました。
 最後に同氏は「ロボット工学を学ぶには機械工学、電気工学、情報処理技術をはじめとする幅広い知識が求められます。ロボット分野は奥が深く、とても面白いものです。さまざまなことに興味を持ち、多くの技術を吸収しながら楽しく学んでください」と新入生にメッセージを送りました。