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「第1回3Sサミット」が本学で開催されました

2011.11.07

  • 基調講演を行う株式会社OYMの大山氏 基調講演を行う株式会社OYMの大山氏
  • 分科会で体験報告を行う工学部技術マネジメント学科の学生たち 分科会で体験報告を行う工学部技術マネジメント学科の学生たち
  • 1個流し体験ワークショップでは効率アップを目指し改善提案が繰り返されました 1個流し体験ワークショップでは効率アップを目指し改善提案が繰り返されました

 11月5日、3S推進協会と本学が共催し、「第1回3Sサミット」を大宮キャンパスで開催しました。これは大阪府、大阪市、株式会社日刊工業新聞社、株式会社ケイオス、大阪ガス株式会社、e製造業の会、大阪府中小企業家同友会の後援を得て実施したもので、製造現場での生産性を高める3S(整理・整頓・清掃)活動に特化した交流や情報発信を目的に、中小企業の経営者や社員など約400人が参加しました。
 基調講演では、このサミットを監修した株式会社OYMの大山繁喜氏が、問題を発見し、ムダをなくすことを習慣化することが3S活動のねらいだと解き、「3S活動を継続すると人の心が変わり会社も変わる。また単独で取り組むよりも複数社やグループで取り組むほうが、切磋琢磨し合い、かつ費用も安価に抑えられるので効果的です」と、この活動を一層拡大していこうと呼び掛けました。続いてパネルディスカッションでは、本学工学部技術マネジメント学科の皆川准教授がコーディネーターを務め、企業における3S活動の事例紹介や解説を交えて活発な意見交換が行われました。
 その後4会場に分かれて分科会が行われ、実際に3S活動に取り組む企業関係者などが成功事例や苦労話などを報告しました。工学部技術マネジメント学科4年次生の学生4人も報告者として登場し、「学生目線の3S企業実例体験報告会」と題して発表しました。4人は3S活動の調査のために工場見学を行い、3S活動が製造工程や組織に与える影響について学生独自の観点で分析し、その結果を報告したほか、製造工程のレイアウト変更など、学生目線で見た改善提案などを行いました。またものづくりマネジメントセンターで実施した分科会では、皆川准教授が講師を務め、ブロック教材を使った1個流し体験ワークショップを行いました。このワークショップでは、3分間に12個の完成品(良品)を生産することを目標に掲げ、4工程の生産ラインの作業効率をいかに上げるか、工場長役の参加者と意見を出し合いながら取り組みました。