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知的財産専門職大学院が弁理士国家試験に合格した修了生を招き報告会を実施しました

2012.02.04

  • 在学中は勉強に集中したと話す川内氏 在学中は勉強に集中したと話す川内氏
  • 試験勉強のポイントや受験の留意点など在学生からは熱心な質問が続きました 試験勉強のポイントや受験の留意点など在学生からは熱心な質問が続きました

 1月28日、専門職大学院知的財産研究科は、同研究科を2011年3月に修了し、先の弁理士国家試験に合格した川内英主氏を講師に迎え、弁理士や知財専門職を目指す本学学部生、大学院生を対象に体験報告会を実施しました。現在東京都内の特許事務所に勤務する川内さんは、大学院在学中に二次試験に当たる論文式筆記試験まで合格されており、その理由として、実務重視の講義や特許事務所でのインターンシップを通じて、学んでいる内容と実社会とのつながりが明確になったことで、学びへのモチベーションが一層高まったことなどを紹介してくださいました。
 また短答式試験(一次試験)では、同専門職大学院は所定の科目を履修すると一部科目免除の適用を受けられる利点にも触れ、「論文式では一次試験の免除科目も含めて幅広い知識が要求されます。一部免除のアドバンテージを十分に生かしつつ、問題文を正しく理解し論理立てた答案構成を考え、条文の要件と効果を明確にして書くことが重要です」と各試験の留意点を挙げながら、後輩たちにエールを送ってくださいました。
 このほか、知的財産に関わる仕事について「一番新しい技術、アイデアに携われることが大きな魅力です。自分が出願代行をおこなう技術などが特許と認められるよう、今後一層努力したいと思います」と今後の抱負を話してくださいました。
 経済や産業のグローバル化、ITの進歩に伴い、知的財産の流動性が進む中、知財活用の担い手として弁理士をはじめとする知財専門職への期待はますます高まっています。技術やアイデア、著作物を特許、意匠、商標などの形で権利化するための出願手続きをはじめ、ライセンス契約、外国特許出願関連業務など業務の幅は多岐に渡り、卒業・修了生の活躍の場が広がっています。