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「第4回八尾ロボットコンテスト」で本学チームが『グッドデザイン賞』を受賞しました

2012.02.13

  • 出場したロボットプロジェクト1年次生のメンバー 出場したロボットプロジェクト1年次生のメンバー
  • グッドデザイン賞を受賞した「OITインティ」の競技の様子 グッドデザイン賞を受賞した「OITインティ」の競技の様子
  • レスキューロボットのデモンストレーション レスキューロボットのデモンストレーション

 2月11日、八尾経営・技術交流会(マテック八尾)が主催する「八尾ロボットフェア2012」がアリオ八尾(大阪府八尾市)で開催されました。このフェアで、第4回八尾ロボットコンテスト『よみがえれマチュ・ピチュ!~太陽の神殿を復活させよ』が実施され、本学モノラボ(ものづくりセンター)で活動するロボットプロジェクトから「OITワタナ」「OITインティ」の2チームが出場しました。大学や高等専門学校、企業など9チームが参加し競い合った結果「OITインティ」が第3位に入賞し、合わせてグッドデザイン賞も受賞しました。
 この『よみがえれマチュ・ピチュ!』は、ペルー共和国ウルバンバ谷にある遺跡「マチュ・ピチュ」で太陽の神殿を復活させ、インカ文明の神「太陽神」を降り立たせることをイメージした競技です。制限時間は3分間で、各チームは自作のロボットを使い、石に見立てたオブジェ12個をウルバンバ谷を想定した段差を越えてマチュ・ピチュゾーン(ゴールゾーン)に運び、『インティワタナ(太陽をつなぎとめる場所)』に石垣をつくる課題に挑戦しました。
 例年このコンテストには、同プロジェクトの1年次生チームがデビュー戦として出場しています。今回グッドデザイン賞を受賞した「OITインティ」は、工学部電気電子システム工学科やロボット工学科、機械工学科で学ぶ学生6人のフレッシュなチームです。石のオブジェを効率よく運ぶために、親機には長いレールを折り畳んだものを備えました。競技が始まると、そのレールが競技フィールドの上にパッと広がり、その長いレールの上をアームが走ってオブジェを運ぶ仕組みになっており、この斬新なアイデアが観客と審査員の注目を集めました。ロボットを操縦した中上浩佑君(工学部機械工学科1年次生)は「長いレールをコンパクトに折り畳んで機体のバランスを保つために、連結部分の製作で苦労しました。受賞を励みに、今後はNHK大学ロボコンやレスキューロボットコンテストなど、次のステップに挑戦したいと思います」と意気込みを話してくれました。
 また会場内では、昨年8月に開かれた「inrevium杯 第11回レスキューロボットコンテスト」で最高賞にあたる「レスキュー工学大賞(計測自動制御学会賞)」を受賞した先輩チーム「大工大エンジュニア」がデモンストレーションを行いました。学生たちが複数のレスキューロボットを遠隔操作し、要救助者に見立てたダミー人形の救出・搬送などの実演を行うと、多くの方が足を止めて見入っていました。