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環境工学科が新入生オリエンテーションを実施しました
2012.06.06
5月25日~26日、工学部環境工学科は、本学が連携協定を結んでいる奈良県川上村で新入生オリエンテーションを実施し、新入生76人、大学院生4人、教員11人の計91人が参加しました。新入生たちは初めに、村の方々の手で大切に育てられた広大な吉野杉の人工林で自然散策を行いました。「村の澄んだ空気や雄大な杉の木に感動した」「川の清涼な流れに感銘を受けた」との感想が聞かれるなど、都会にはない雄大な自然のすばらしさや自然との共生、都会と地方のつながりなどについて理解を深めました。
26日には、工学部建築学科と空間デザイン学科の学生たちが教室のリノベーション活動などを行っている旧川上東小学校で、ヒノキの間伐材を利用したマイ箸づくりを体験しました。前日に吉野杉の人工林の散策を実施していたこともあり、マイ箸づくりのアクティビティを通して間伐材や端材を活用する意義についてさらに理解を深めることができました。マイ箸完成後には同小学校の清掃活動を行いました。これは、清掃を通じて同小学校への愛着や興味を高めるとともに、課外活動拠点である同小学校を利用して、今後自分たちがどのような活動に取り組んでいくかを考えるきっかけにすることを目的に行ったものです。昼食には同村婦人会の皆さんが用意してくださった山菜料理をいただき、「森と水の源流館」を見学しました。
オリエンテーション実施後、新入生からは同小学校を利用して「植物の標本館を作る」「壁面緑化の大規模実験を行う」などさまざまなアイデアが出され、同小学校をより身近な場所として感じる機会になったようです。また今後環境工学を専門的に学んでいく目的やテーマについて改めて考えるきっかけになりました。