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株式会社イノベーション研究所代表取締役社長の西岡郁夫氏を迎え、特別講演会を開催しました

2012.10.19

  • 講演する西岡氏 講演する西岡氏
  • 参加した学生は熱心に聴き入りました 参加した学生は熱心に聴き入りました
  • 講演後、活発な質疑応答が交わされました 講演後、活発な質疑応答が交わされました

 10月17日、本学は情報科学部客員教授で株式会社イノベーション研究所代表取締役社長、インテル株式会社元会長の西岡郁夫氏をお迎えして、大宮キャンパスOITホールにて、「情報活用の原点」をテーマにご講演いただき、学生・教職員約370人が聴講しました。この講演会は電気学会、電子情報通信学会、照明学会、映像情報メディア学会各関西支部主催の「准員および学生員のための講演会」で、本学では毎年この時期に開催しています。
 西岡氏は、シャープやインテル在職時に手がけたCADセンターの設立や世界最薄・最小・最軽量ノートパソコンの商品化、メールやパワーポイントでの戦略提案作成など、これまでの普及活動を顧みて、情報活用の重要性を熱く語りかけられました。
 同氏は「自宅や通学・通勤途中など携帯画面を見ることが多い現代生活において、みなさんは『情報』をどのくらい活用していますか」と聴講者に問いかけられ、「現代はインターネットで情報が簡単に入手でき、知識だけが増大して、日本人は情報メタボリック症候群に陥っています。溢れかえる情報の洪水の中で有用な情報をいかに活用するかが大事です」と説かれました。
 また、マーケティングでよく使う言葉に『First Penguin(ファーストペンギン)』という言葉があり、「この言葉は、天敵がいる海に群れの中で1番初めに飛ぶ込む勇気あるペンギンを指します。First Penguinは次に飛び込んでくるのを信じて行動しています。先行き不透明な時代に、何か新しい改革をしようと誰かが立ち上がったとき、みなさんも次々にその後に続いて行動してほしい」と語りかけられました。
 最後に、同氏の好きな言葉「考えてばかりいても仕方ない。とにかく行動をおこそう。そう、壁は自分自身なのだ(岡本太郎氏「壁を破る言葉」より)」を紹介され、「変わらないことは危機的状況です。何かに刺激を受け、何かやりたいと思った時は、ただ考えるのではなく、とにかく行動を起こしてください」と聴講した学生たちや教職員にメッセージを送ってくださいました。
 講演中は終始壇上を歩き回りながら身を乗り出して語りかけられた同氏の姿に、聴講者はその世界に誘われて熱心に聞き入っていました。