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情報科学部が「つくばチャレンジ2012」に出場しました

2012.11.27

  • 出場した学生チームと指導教員 出場した学生チームと指導教員
  • 自律型ロボット「プロキオン」 自律型ロボット「プロキオン」
  • コースの公園内を走行するプロキオン コースの公園内を走行するプロキオン

 11月10日~11日、茨城県つくば市で開催された「つくばチャレンジ2012」に情報科学部の学生が出場しました。同大会は2007年からスタートし、人とロボットが共生する社会を目指して、人にやさしい次世代ロボット技術産業の育成に取り組む同市とつくばチャレンジ実行委員会が主催し、大学や企業研究所など36チームが参加しました。
 走行コースは自ら考えて動く自律型ロボットが、人々が生活する街の中で安全かつ確実に動くことを課題とするもので、つくば市内の駅周辺や人通りの多い公園内の遊歩道、またエレベーターに乗りショッピングモールを通過するルートなど約1.4kmが設定されました。
 本学は学科横断型の合同チームを結成し、企業の協力を得て製作した「プロキオン」で挑みました。プロキオンは対象物までの距離をレーザー光を使い計測するレーザーレンジファインダーを搭載し、障害物や通行人を回避して自律走行できます。また既存の地図情報を利用して位置確認するGPS機能も装備しているため、自分の位置を推定することができます。スピードよりも再現性や確実な動きが求められる本大会では、過去2回コースアウトした場所を順調にクリアし、前回の成績を大きく上回る441mを達成しました。
 競技への参加を続けることによりソフトウェアの信頼性を向上させたプロキオンは、次回はさらに走行距離を伸ばすことが期待されます。合同チームを指導する情報ネットワーク学科の井上雄紀准教授は「大会に参加することで、他チームの技術に刺激を受け、学生たちは高い目標を設定することができます。次回はさらに技術を磨いて後輩たちへ継承し、完走を目指します」と、今後のロボット開発に意欲を見せました。