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第2回「あさひ“ちょこっと”科学セミナー」を開催しました

2012.12.04

  • たくさんの方々にお越しいただきました たくさんの方々にお越しいただきました
  • 香料を混ぜ合わせたにおいの調合を体験 香料を混ぜ合わせたにおいの調合を体験
  • 小林講師に質問をする参加者のみなさん 小林講師に質問をする参加者のみなさん

 12月1日、大阪市旭区と本学が連携して実施している「あさひ“ちょこっと”科学セミナー」を大宮キャンパスで開催し、工学部応用化学科の小林正治講師が講演しました。このセミナーは、一般市民の皆さんが科学を身近に接していただけるようにと実施しているもので、本学が取り組むさまざまな研究分野の中から、市民の関心が高く、理解していただきやすいテーマを取り上げています。
 今年度第2回目の開催となる今回は、“生活を豊かにする化学物質 -あなたは天然品と合成品のどちらを選びますか?- ”をテーマに実施し、一般市民など約40人が聴講しました。小林講師は、化学物質(有機化合物)の構造や機能を私たちの身近にあるものを例に解説しました。講演では「色」や「匂い」「味」など私たちの生活に欠かすことができない化学物質を紹介したほか、「天然であっても合成であっても化学物質に変わりないこと」「食品添加物の一日許容摂取量についての考え方」「人が匂いを感じるしくみ」などについて説明し、「天然物質は本当に安全といえるのか」「添加物未使用のリスクと添加物使用のリスクのどちらかを選択するのか」といった問いかけを投げかけました。
 また、「ニンジンを食べると目に良いと言われるのはなぜか」「皮をむいたリンゴを塩水につけると色の変化を防ぐことができる理由」など生活の中での化学反応について分かりやすく説明を行いました。
参加者は小林講師の説明に興味深く聞き入り、紫キャベツの色素が酸性・中性・アルカリ溶液中で構造が変わって色が変化する実験や、いくつかの香料を混ぜ合わせてコーラやイチゴなどの香りを作り出す“匂いの調合”を体験しました。

 第3回(2012年12月15日)は「OITクリスマスセミナー ひかりのかがく -家学(かがく)から科学へ-」をテーマに、本学工学部電気電子システム工学科の前元利彦准教授が講演する予定です。関心をお持ちの方はぜひご参加ください。