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第4回「Design Relay Talk2012」を開催しました

2012.10.15

  • 講演する中坊氏 講演する中坊氏
  • ゲストトークの様子 ゲストトークの様子
  • フリートークでは積極的な質問が続きました フリートークでは積極的な質問が続きました

 10月13日、工学部建築学科と空間デザイン学科が企画し、大阪工業大学デザインリレートーク実行委員会が運営する第4回「Design Relay Talk2012」を大宮キャンパスで開催しました。プロダクトデザイナーである中坊壮介氏をゲストスピーカーに迎え、「デザインの価値とは」をテーマに講演いただき、学内外から約40人が参加しました。
 第1部ゲストトークでは、同氏がイギリスのプロダクトデザイナー、ジャスパー・モリソン氏の事務所で働き、ヨーロッパの最先端のデザインに触れた経験をもとに、プロダクトデザインに対する考え方や仕事に対する思いについて、ご自身がこれまで手掛けられた作品や海外のデザインの話を交えながらお話しいただきました。
 第2部フリートークでは、参加者が同氏を囲んで4人1組になって円を作り、プロダクトデザインに関する質問を考え、それを投げかけて議論が展開されました。「アノニマスなモノと、あるべきモノの姿の違いとは?」との問いに、「デザインにおいては、“あるべき姿”は決して“アノニマスな物”ではなく、まずは“あるべき姿”を追求しなければ良いモノは創れません」と述べられるなど、積極的な質問が続きました。またジャスパー・モリソン氏から言われた言葉「デザインが解決すべき事は何もない」に対して最近では自分自身もそう感じるようになったと説明がありました。
 最後に「デザインの価値とは」という問いかけに対して、「問題を解決する事に在るのではなく、モノがある事で世の中が良い状態であることを創りだすことにある」とご自身の見解を述べられました。