2月18日、本学は大阪府枚方市と「教育・文化」分野での連携協力に関する協定を締結しました。この協定は、同市と同市内6大学が連携し、各大学の専門分野を生かして有機的な連携を図るために設立された「学園都市ひらかた推進協議会」による取り組みで、地域社会の発展と人材育成に寄与することを目的としています。
　枚方市役所で行われた調印式では竹内脩市長が「大阪工業大学が持つ豊富な知的財産を枚方市の行政課題の解決に発揮していただき、また、行政のフィールドをみなさん方にも使っていただくことで、大阪工業大学の学術研究基盤の強化につなげていただきたい」と今後の活動に対する期待を述べ、井上学長も「理科離れが進んでいるといわれる現代社会において、本学は協力できる分野がいくつもあります。特に情報科学部の学生はデジタルコンテンツの開発において素晴らしい作品を制作する柔軟な知識を持っています。枚方市との連携が進み本学の学生が地域の中で多くのことを学ばせていただければと思います」と応えました。
　今後、本学は情報科学部の知見を生かして次の2つ事業を中心に活動を展開していきます。
（1）小中学校におけるデジタル教材の普及を目指す地域連携
　　「学校教育で利用可能なデジタルコンテンツ制作」の普及のため、近隣の市立小中学校と共同でデジタル教材の制作と普及を行います。
（2）小中学校での授業・自習の授業補助
　近隣の小中学校で実施するパソコンを使用した情報教育に同学部生を授業補助者として派遣。また、小学校が開室している「放課後自習教室」にも同学部生が補助に付き、指導を行います。