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第11回全日本学生フォーミュラ大会で本学チームが健闘しました

2013.09.13

  • 「オートクロス」審査 「オートクロス」審査
  • マシントラブルに迅速に対応するメンバー マシントラブルに迅速に対応するメンバー
  • 大会を終えたチームメンバー 大会を終えたチームメンバー

 9月3日~7日、静岡県掛川市・袋井市のエコパ(小笠山総合運動公園)で開催された「第11回全日本学生フォーミュラ大会」に、本学モノラボ(ものづくりセンター)で活動する学生フォーミュラプロジェクト「TEAM REGALIA」が出場しました。
 フォーミュラカーは最大610ccのバイクエンジンを使って走行するオープンホイールのレースマシーンで、エンジン以外は学生がすべて設計・製作を行います。大会ではマシンの車検や技術、コスト、デザイン(設計)、さらにはプレゼンテーションなどを評価する「静的審査」と、実際にマシンを走行させて加速やコーナリングなどのタイムや燃費などを評価する「動的審査」に挑みます。今大会には国内外から書類選考を通過した78チームが参加しました。
 本学チームは上位をめざすため、得点配分の高い動的審査に重点を置いて取り組んできました。特に加速性能を競う「アクセラレーション」と旋回性能を競う「スキッドパッド」で過去最高のタイムを出すために、ドライサンプ式エンジンの位置を下げ、マシンの低重心化に成功。タイヤへの振動を軽減した安定感のある走行を実現しました。
 動的審査初日の朝は肌寒いくらいの気温でしたが、出走時には厳しい暑さとなり、急激な気温変化のせいか、エンジントラブルに見舞われる出場チームが続出しました。
 静的審査をクリアした本学チームも、スキッドパッドの出走直前で一時的にエンジンが上手く作動しなくなりましたが、メンバーたちの冷静な対応によりリカバリできました。また、競技の時間配分も考慮しながらアクセラレーション審査に臨むなど柔軟に対応しました。さらにタイムを競う「オートクロス」では、優勝候補など有力チームがタイムを落とす中、本学マシンは堂々の快走を見せました。
 2日目の約22kmを走行する「エンデュランス」では、ドライバーの運転技術はもちろん、コックピットでの作業時間短縮、人間工学の観点に基づくシート・アクセル位置の設計など入念な準備を行いましたが、ファーストドライバーからセカンドドライバーの交代の際に指定時間内にエンジンを再始動できず、リタイア扱いとなってしまいました。エンデュランスは得点配分の高い競技で、これを完走できるか否かが総合成績に影響を大きく与えるため総合成績としては43位となりました。
 今回、目標の10位以内には届きませんでしたが、今大会のチームコンセプト「人車一体 ~ドライバビリティー向上~」どおり、さまざまな役割を持つ29人のメンバーが気持ちを1つに、気力と体力を結集し全力で健闘しました。