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都市デザイン工学科が新入生オリエンテーションを実施しました
2014.05.29
5月10日~11日および5月17日~18日、工学部都市デザイン工学科は奈良県十津川村で新入生オリエンテーションを実施し、新入生94人、チューターを務める先輩学生12人、教員13人の計119人が参加したほか、国土交通省の方にもお越しいただきました。
1日目は、関西電力奥吉野発電所や、土砂などでせき止められた水による河道閉塞の復旧現場を見学した後、谷瀬の吊り橋を渡り、電力土木や砂防、橋梁について学びました。
2日目には、地域住民の指導の下、道普請(みちぶしん)を行いました。道普請とは、山道にたまった土砂や木の枝を除去し、熊野古道に続く歴史ある道の修復作業。2011年の集中豪雨によって地元の方の生活道である山道には依然として荒れた場所が残っており、新入生たちは被災地の現況を見て、この豪雨の教訓を決して風化させてはいけないという認識を新たにしました。
2日間のオリエンテーション、特に紀伊半島大水害による被災・復興現場などの見学を通じて、人々の生活を支えるために必要な社会基盤とそのシステムに係る計画、設計、建設、維持管理、再生を扱う同学科で学ぶ意義について学習することができました。また、道普請での共同作業などを通じて、学生相互、教職員はもちろんのこと、地域住民の方々との交流も深めることができ、充実したオリエンテーションとなりました。