本学は9月8日、常翔学園大阪センター（大阪市北区）で「ICT支援員養成講座」を開催し、関連企業の会社員や専業主婦の方など19人に受講いただきました。
　文部科学省が2014年度から4ヵ年計画で、全国の小中学校のICT環境整備を実施している一方で、ICTの基礎知識からネットワーク、セキュリティ、授業支援ソフト等と広範囲の知識・スキルなどを兼ね備えた支援員の不足が懸念されています。
　このような背景から本講座では、ICT支援員に求められるソフト活用やネットワーク関連の基礎知識のほか、有線・無線ネットワークの接続やトラブルシューティングの演習などを実施。さらに同11日には、CompTIA Strata IT Fundamentals試験（スキル確認のための試験）も行いました。
　IT機器、スマートデバイスサポートの会社を経営する住山和行さんは「今後需要が拡大していく教育事業だと考えて受講しました。多くの人がICT支援員としてのスキルを身につける前に勉強したかった」と話されていました。
　小中学校の現場ではより一層のICT教育の充実が図られることによって、さらなるICT支援員の人員不足が予想されます。本学では引き続きこのような講義を開催し、地域貢献に寄与していきます。