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学生主催の模擬国際会議を開催しました

2014.12.10

  • プレゼンテーション プレゼンテーション
  • 質疑応答 質疑応答
  • ポスターセッション ポスターセッション

 12月6日、大宮キャンパスにおいて学生主催による模擬国際会議「MIC(Mock International Conference)2014」を開催しました。
 これは、国際会議の運営にあたる「英語を使えるスタッフ」の育成と研究者が英語でプレゼンテーションを行う場として実施する模擬国際会議で、本学で2012年4月に発足した学生企業『探索工場~SHOW~』(*)のメンバーが運営にあたりました。
 2012年度の試行から数え、3度目の開催となる。今回は、他大学からの参加も含め、約100人が参加しました。
 第1部は、22人が4教室5~6人ずつに分かれ、それぞれ10分でプレゼンテーションと5分の質疑応答。発表者は想定外の内容の質問にも慣れない英語で一生懸命回答していました。
 第2部は、場所を移動し22テーマのポスターセッションが約1時間行われ、最初は緊張していた学生たちも説明するうちに自らの研究について自信を持って回答できるようになっていました。
 最後の交流会では、参加者が互いの発表に対して評価・感想などを話し、教職員からも学生達に意見・アドバイスを伝えたりと有意義な時間となりました。
 プレゼンテーションをした学生は、「今回応募条件に『簡潔に纏めること』があり、英語に表記できない表現を言い換えることなどに時間をかなり費やしました。しかし、次回の国際会議に参加する自信が出来発表して良かったと思います」と語ってくれました。ポスターセッションに参加した学生は、「情報量をポスター1枚に纏めることにとても苦労しました。週2回LLC(Language Learning Center)でネイティブの先生に原稿をチェックしていただき、完成させることができました。今回、専門外の方にも分かるように説明するという条件があったため、一般的な言葉での表現力が身につき、大変良かったと思います」と感想を述べてくれました。教職員からは、「通常は研究室内で行っている学会発表の練習を面識のない方々に見てもらうことで緊張感もあり、実際の発表と近い環境でよい練習になったと思います。大学生主催の模擬国際会議の例は他では聞いたことがないので、今後もこのような取り組みは続けて欲しい」と話されました。
 同会議は、発表学生には国際学会発表の自信に繋がり、スタッフとして働いた学生には事前準備から携わり運営・実施のノウハウに関して学べ、将来、国際舞台で活躍するエンジニア,グローバルな人材になるためのいい経験になったと思われます。

*学生企業『探索工場~SHOW~』:本学図書館のPBL(Project-Based-Learning)プロジェクトの一環の学生企業で、将来グローバルな社会で活躍できる人材育成を目指して活動をしています。
具体的には、①MIC(国際会議のための人材派遣)プロジェクト:模擬国際会議を企画・運営・実施する,②シニア支援プロジェクト:シニアの方々とのイベント企画、車椅子修理などの支援,③リサイクル炭プロジェクト:割り箸をリサイクルして作った活性炭を製品化し、販売するなどの活動をしています。