ページトップへ戻る
  1. トップページ
  2. トピックス
  3. IEEE国際学生コンテストで電気電子システム工学科の学生チームがFinalistに選出されました

トピックスTOPICS

IEEE国際学生コンテストで電気電子システム工学科の学生チームがFinalistに選出されました

2015.04.06

  • Finalistに選ばれたメンバー。(左から)北野君、福岡君、大原君、北本君、荒田君、大西君 Finalistに選ばれたメンバー。(左から)北野君、福岡君、大原君、北本君、荒田君、大西君
  • プレゼンテーションの様子 プレゼンテーションの様子
  • ワイヤレス充電イメージ ワイヤレス充電イメージ

 3月15日に米国ノースカロライナ州で開催されたIEEE主催の国際学生コンテストIFEC(International Future Energy Challenge)準決勝において、工学部電気電子システム工学科大森英樹研究室の学生チームが、日本の大学で唯一Finalistに選出されました。IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)は米国に本部がある世界最大の電気・電子の学会で、ネットワーク接続の標準規格を定めるなどの権威ある機関です。IEFCは、近未来のエネルギー利用に関わる装置と技術の開発を競うコンテストで、2年に1回開催されます(今回で7回目)。
 本学の学生チームは2015年度のテーマである「電気自動車の高効率ワイヤレス充電装置」に対し、昨年5月から9人でプロジェクト活動を開始。昨年10月~12月までに3次試作を行い、1月の中間レポートを通過し、準決勝に挑みました。
 準決勝では大学院生2人と学部生4人がタイトル「A Low-Cost High-Performance Wireless EV Charger using Single-Ended Resonant Inverter」を英語で堂々と発表しました。彼らは出力や効率、コスト・信頼性・安全性など装置を説明するだけでなく、独自に開発したシンプルかつ低コストの高周波インバータや給電・受電コイルの間で発生する共振を利用した伝送性能向上などの特長を強調。発表終了後も、審査員から充電効率向上の手法などの質問を受け、給電・受電コイルの改良や新しいパワー半導体の適用などの取り組み計画について言及するなど、具体的な開発見通しもアピールしました。
 リーダーの北本拓也君(当時4年、現在は大学院工学研究科電気電子工学専攻1年)は、Final Competitionではプレゼンテーションだけでなく開発した装置を実際に動作させる審査があることに触れ、「充電効率向上やコイルの冷却方法などの当面の課題をグループに分けて解決していきながら、最後はチームワークで乗り切る」と語り、サブリーダーの大原申也君(同)は「入賞を目指す」と力強く話してくれました。
 Final Competition は7月13日~15日、米国ミシガン州で行われます。(Finalistは以下を参照)

IFEC2015 Finalist
Cologne University of Applies Sciences(独)
Federal University of Mato Grosso do Sul(ブラジル)
Kunming University(中国)
National Taiwan University of Science and Technology(台湾)
Osaka Institute of Technology(日本)
University of Michigan-Dearborn(米国)
University of Texas at Dallas(米国)
Ulsan National Institute of Science and Technology(韓国)
Zhejiang University(中国)

大森研究室
プロジェクトチームメンバー(当時)
北野裕也君(大学院工学研究科電気電子工学専攻1年)
福岡洋希君(同)
八島由樹君(同)
荒田智也君(工学部電気電子システム工学科4年)
大西智貴君(同)
大原申也君(同)
北本拓也君(同)
小西健太君(同)
小林剛士君(同)