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第13回全日本学生フォーミュラ大会で健闘しました
2015.09.09
モノラボを拠点に活動する学生フォーミュラプロジェクト「TEAM REGALIA」は9月1日~5日、静岡県掛川市・袋井市の小笠山総合運動公園(エコパ)で開催された「第13回全日本学生フォーミュラ大会」に出場し、過去最高タイとなる15位で大会を終えました。
この大会は、わが国の自動車産業の発展に寄与することと、学生の「ものづくり育成の場」として実施しています。今年は国内外から90チームがエントリー。100項目以上にも及ぶ車検や技術・コスト・デザイン設計に関するプレゼンテーションなどを行う「静的審査」、実際にマシンを走らせ、直線での加速やコーナーリングのタイム、燃費などを評価する「動的審査」に挑みました。
今年のチームのモットーは、基礎技術の徹底。静的審査では、チームとして力を入れてきたコスト面、さらにプレゼンテーションなどにメンバー29人が総力戦で挑み、それぞれ20位代の順位で前半を折り返しました。後半の動的審査では、「これまでで最も多く実施してきたテスト走行の経験が生かせた」とリーダーの小山浩史君(電気電子システム工学科3年)が話すように、加速性能を競う「アクセラレーション」で6位になり、上位進出に向けてチームに勢いを与えました。途中、大雨の影響でスケジュールの調整が必要な場面もありましたが、周回路を約22km走行し、耐久性と燃料・電力消費効率を競う「エンデュランス」も無事に完走し、総合15位となりました。また、競技を完遂、完走したチーム(13チームが対象)に贈られる「日本自動車工業会会長賞」と昨年の大会から大幅に順位を上げたことが評価される「ジャンプアップ賞2位」を受賞。表彰式では、実力を出し切ったメンバーたちの笑顔で喜び合う姿が見られました。
大会を振り返って小山君は「今大会を機に、チームの底上げができました。後輩たちには、確実にマシンを完成させて、そこから新しいことにチャレンジしてほしい」とエールを送りつつ、「加速性能をさらに強みにするためにも車輪回りのサスペンションの改良に期待したい」と冷めることのない熱い気持ちを後進へとつなぎます。
今年は初参加の海外の大学がデザインや性能面で高評価を得て優勝するなど、大会自体がさらにレベルアップしました。今大会で見つけた改善点を克服し、来年は悲願の10位以内を狙います。本学チームの更なる飛躍にご期待ください。