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情報科学部が協定校のタイ・タマサート大学シリントーン国際工学部の学生を招へいし、国際PBLプログラムを実施

2017.07.11

  • 競技会場のあちこちで言葉の壁を越えた交流が見られた 競技会場のあちこちで言葉の壁を越えた交流が見られた
  • 得意の英語で自チームのプログラミングコンセプトを説明する中島さん 得意の英語で自チームのプログラミングコンセプトを説明する中島さん
  • 国際PBLプログラムの参加学生たちと指導教員ら 国際PBLプログラムの参加学生たちと指導教員ら

 情報科学部は6月12日~17日にかけて、協定校のタイ・タマサート大学シリントーン国際工学部の学生を招へいし、枚方キャンパスで国際PBL(Project-Based Learning)プログラムを実施しました。今年度は、本学から14人とタマサート大学から10人の学生が参加しました。
 国際PBLでは2~4年の学生が海外の学生と混成チームを構成し、共通の課題に取り組みます。日本人とは異なる価値観を持った人とグローバルな交流を通じて、学生の課題解決能力や創造力などの多様な能力の向上を狙いとしています。
 今年度の取り組みでは、「Real-World Game Programming」というテーマの下、パソコンで制御可能な研究用移動ロボット「Kobuki」を用いて、エアホッケーとサッカーのPKを融合させた新たな競技用プログラムを開発。制限時間内にキッカーロボットが弾いた直径25センチ程の青いボールがキーパーロボット奥のゴールエリアに達することで得点となります。各チームは、キッカーロボットとキーパーロボットを動かすために、パソコンに内蔵されたカメラにより得られる対象物に関する情報から位置関係などの状況を判断し、自律的に行動するロボットのソフトウェア開発に取り組みました。
 慣れない英語や、今回新しく導入したプログラミング言語「Python」に戸惑いながらも、1週間という限られた期間の中で、時にはパソコンやスマートフォンなどのツールを用いて、積極的にコミュニケーションを試みる学生たちの姿が見られました。
 最終日の競技会終了後、各チームのプログラミングコンセプトについて学生一人一人が英語でプレゼンテーションを行い、感想や今後の抱負などを述べました。IT業界への就職が内定している中島聡杜さん(情報ネットワーク学科4年)は、「今回の国際PBLプログラムで、自分の英語力が海外の人にも十分通用するレベルに達していることが実感できた。この経験を生かし、夢であるITの力で世界を盛り上げていけるような技術者を目指したい」と、将来の目標を力強く語ってくれました。
 なお、同学部はロボティクス&デザイン工学部ロボット工学科と合同で8月にタイ・タマサート大学を舞台に、国際PBL渡航プログラムを予定しています。