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川上村木匠塾創設20周年記念フォーラム・大交流会を開催

2018.02.19

  • 寺地教授がファシリテーターを務めたシンポジウム 寺地教授がファシリテーターを務めたシンポジウム
  • 20年の歩みを振り返る記念展示 20年の歩みを振り返る記念展示
  • 栗山忠昭村長(中央)と木材の活用などについて意見交換する木匠塾修了生ら 栗山忠昭村長(中央)と木材の活用などについて意見交換する木匠塾修了生ら

 吉野林業発祥の地である奈良県川上村を拠点に、学生が村民たちとのかかわりを通して「木」「山」「村」について、広い視野に立ち、実地に学べる場として1998年にスタートした川上村木匠塾(塾長/建築学科教授・寺地洋之)が2月10日、創設20周年記念フォーラム・大交流会を同村で開催しました。
 塾の現在の参加校は、本学、大阪芸術大、近畿大、滋賀県立大、奈良女子大の5大学で、これまでに修了した学生は800人を超えます。記念フォーラムの会場となった川上総合センターには、学生、修了生、林業を営む村の方など約150人が集まり、近年の活動内容についての基調報告をはじめ、同塾の教育効果と新たな林業ビジネスの育み方をテーマにしたシンポジウムに熱心に耳を傾けました。
 自然とのかかわり、自然とかかわる仕事をする人々との出会いが、学生の未来と可能性を広げていくこと、森(生産者)と都市(消費者)を結ぶ「しかけ」がモノに付加価値を与え、新しいビジネスの創出につながることなど、シンポジウムでは森林教育や木造建築教育に携わる大学教員、国産材プロダクトの販路開拓を進める企業の代表者などのパネリストが活発な意見を交わしました。
 続いて会場を移し開催した大交流会には、村役場の歴代木匠塾担当者も駆けつけ、修了生らとの再会を喜びました。翌日の「村長と語る会」に参加した建築業界などで活躍する修了生は、「木匠塾での経験を振り返る良い機会になりました。村と私たちがネットワークを強め、村の振興や日本の林業の活性化に貢献したい」と語りました。