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「第41回鳥人間コンテスト2018」の結果について

2018.08.30

  • 理想的なフライトで飛行距離を伸ばした「Umeda Lab.」の機体 理想的なフライトで飛行距離を伸ばした「Umeda Lab.」の機体
  • 機体の最終調整に取り組むメンバーに指示を出す小代さん(写真中央) 機体の最終調整に取り組むメンバーに指示を出す小代さん(写真中央)
  • 應援團の指揮に合わせ、エールを送る応援サポーターら 應援團の指揮に合わせ、エールを送る応援サポーターら

 7月28日、滋賀県彦根市の松原水泳場特設会場で開催された読売テレビ主催 Iwataniスペシャル「第41回鳥人間コンテスト2018」に本学の人力飛行機プロジェクトが人力プロペラ機部門、本学OBチーム「Umeda Lab.」が滑空機部門に出場し、滑空機部門で3位入賞を果たしました。
 当初、大会は28日に滑空機部門、29日に人力飛行機部門の開催が予定されていましたが、台風12号の接近に伴い、両部門とも28日の開催に。前日から現地入りしていた両チームのメンバーは早朝から機体の組み立て作業やパイロットと入念な打ち合わせを行い、緊張した面持ちで自分たちのフライトの順番を待ちました。
 昨年大会出場を果たせず悔し涙を飲んだ同プロジェクトOBメンバーで構成したチーム「Umeda Lab.」は滑空機部門4番目のフライトで若干の追い風の中、プラットフォームを飛び立ちました。離陸直後に機首を下げることで機体を加速させ、水面すれすれで機首を水平に戻し、下降で得た速度を保つ理想的なフライトで飛行距離をぐんぐん伸ばし、同部門3位となる234.64mを記録。昨年の悔しさを晴らす見事な成果を残しました。
 人力プロペラ機部門がスタートする昼過ぎには、湖上の風が徐々に強まる不安定な天候に。現役学生で構成された同プロジェクトは、今年も大阪工大の代名詞でもある1枚ブレードプロペラを採用した機体でプラットフォームを離陸しました。西村泰志学長をはじめ、学生、保護者、卒業生などの応援サポーターが見守る中、スムーズなテイクオフを決め、安定した飛行が期待された矢先、機体の右翼部分が折れ、111.83m地点で着水しました。その後、悪天候のため人力プロペラ機部門は中止となり、競技不成立となりました。
 1年間同プロジェクトチームを率いたリーダーの小代凌平さん(機械工学科3年)は「現役メンバーだけでなくOB、大学関係者の皆さんにご支援いただき、夢であったプラットフォームに立つことができました。飛行距離は伸ばせませんでしたが私自身すごく満足しています」と晴れやかな表情で感想を話してくれました。
 両チームのフライト終了後には、応援に駆けつけた応援サポーターからメンバーの健闘と1年間の努力を称える温かい拍手が送られました。

人力飛行機プロジェクト指導教員
・学長付 佐々木正司 教授
・機械工学科 宮部正洋 教授