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工学部3学科がモンゴルの協定校とオンライン交流を実施しました

2022.02.22

  • 参加者の集合写真(Zoom) 参加者の集合写真(Zoom)
  • 研究内容をプレゼンする大学院生(oVice) 研究内容をプレゼンする大学院生(oVice)
  • キャンパスツアーを務めた運営スタッフ(左から松居優佳さん、滝口奈々未さん、友安悠嘉さん) キャンパスツアーを務めた運営スタッフ(左から松居優佳さん、滝口奈々未さん、友安悠嘉さん)

国際交流センター(村岡雅弘センター長)は1月20日~31日までの7日間、工学部3学科(建築・機械工・応用化)と合同で、モンゴル工業技術大学、同付属モンゴルコーセン技術カレッジとオンライン交流プログラムを実施しました。
同大学とは2019年12月に交流協定を締結しましたが、国立研究開発法人科学技術振興機構の国際青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプログラム)の支援を受けて、オンラインの形で初めて交流が実現しました。

本プログラムは「人と環境にやさしく、持続可能な社会の発展を支える科学技術」をテーマに、工学3分野の基礎レクチャー、本学大学院生によるポスタープレゼンテーション、文化体験交流の3部構成で、英語を共通言語に交流するもので、モンゴルから学生14人と教員7人、本学から学生7人と教職員12人が参加しました。主な内容は次のとおりです。

工学基礎レクチャー
21日 権淳日・建築学科講師:「震災建築物の被災度区分判定および補修方法」
24日  東本慎也・応用化学科教授:「水素社会実現に向けた人工光合成:基礎から応用」
25日  鵜飼孝博・機械工学科講師:「超音速旅客機開発におけるソニックブーム騒音」
27日 下村 修・応用化学科准教授:「アミン類をインターカレートしたα―リン酸ジルコニウムを熱潜在性硬化剤として利用するエポキシ樹脂の反応」

大学院生によるポスタープレゼンテーションとディスカッション(26日)
・菅隆一・化学・環境・生命工学専攻「ロタキサン合成における輪分子の置換基による影響」
・山崎翔平・化学・環境・生命工学専攻「フェナントロリン誘導体を軸成分に有するロタキサンの分子シャトル性能の評価」
・上田雄貴・建築・都市デザイン専攻「SAMSARA -奈良町における循環型コミュニティの提案-」

文化体験交流
20日 オープニングセッション:両大学・参加者紹介、プログラム内容説明
31日 クロージングセッション:両国文化紹介と大宮キャンパスバーチャルツアー

実施後のアンケートでは、モンゴルの参加者の大半が「非常に満足」と回答し、関心の高さが伺えました。また一連の講義を通じて「SDGs」など人類が抱える共通の課題解決に向けた取り組みの重要性を改めて認識した様子でした。この交流をきっかけに日本への留学や共同研究の進展につながることが期待されます。

本プログラムの運営に関わった本学学生たちにとっても国際性を鍛える良い機会になったようです。ポスタープレゼンテーションを振り返り、菅君は「学会での研究発表とは違った緊張感を持って英語で発表することができた」と、山崎君は「モンゴルの学生2人と先生から質問していただいたのに、意味があまり理解できず、英語力の大切さを痛感した」と、上田君は「事前にモンゴル語の挨拶を勉強し、片言でも相手の国の言葉を使うことで緊張を解くことができることに気づき、今後の国際交流にも自信がついた」とそれぞれ感想を述べました。

大宮キャンパスツアーと関西文化の紹介では女子学生3人が英語での案内役を務め、リハーサルから何度も練習し、伝えることの大切さを感じ取った様子でした。
キャンパスツアーの様子は限定公開していますので、ご覧になりたい方は国際交流センター(oit.kokusai.josho.ac.jp)までお問い合わせください。

関連リンク

https://iet.edu.mn/