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第3回「OITテクノフロンティアonロボティクス」を開催しました
2013.06.10
6月7日、工学部ロボット工学科は、産業技術総合研究所ヒューマンライフテクノロジー研究部門上級主任研究員の柴田崇徳氏を講師に迎え、うめきたグランフロント大阪「ナレッジキャピタル」において第3回「OITテクノフロンティアonロボティクス」を開催し、学生や企業関係者など多くの方に参加いただきました。
柴田氏は、アザラシ型ロボットで有名な「パロ」の開発者として著名な方で、講演ではパロの機能と役割、研究開発での体験談をはじめ、心身を癒すロボット・セラピーとして世界各国で大きな効果が実証されていることを、多くのビデオを交えてお話いただきました。特にデンマークでは多くの介護施設でパロを導入し、認知症などの高齢者の介護分野で役立てられていることが紹介されました。
パロは、自動車や携帯電話の部品などの製造技術を用いて生産されており、日本のロボット技術の高さを示すものとして、福祉・介護分野での活躍が今後も期待されます。
講演後は、当日持ち込まれたパロに多くの参加者が実際に触れ、癒しの感覚に浸りました。また、多くの方から質問をいただき、盛況のうちに終了しました。
第4回「OITテクノフロンティア」は6月18日、株式会社ロボリューション代表取締役の小西康晴氏を講師に迎え、「『使えるロボットをデザインする!』ロボットシステムデザイナーが果たす役割とは?」と題してご講演いただきます。関心をお持ちの方はぜひご参加下さい。