ページトップへ戻る
  1. トップページ
  2. トピックス
  3. 工学部建築学科の学生たちの作品が吹田市のコンペで入賞しました

トピックスTOPICS

工学部建築学科の学生たちの作品が吹田市のコンペで入賞しました

2013.06.17

  • 授賞式の様子[写真提供:特定非営利活動法人 吹田歴史文化まちづくり協会] 授賞式の様子[写真提供:特定非営利活動法人 吹田歴史文化まちづくり協会]
  • 優秀賞を受賞した学生たち 優秀賞を受賞した学生たち
  • 佳作を受賞した学生たち 佳作を受賞した学生たち

 「浜屋敷」の愛称で親しまれている江戸末期の庄屋屋敷を再生した吹田歴史文化まちづくりセンター(大阪府吹田市)が開館10周年を迎え、その記念事業として、浜屋敷を活かした歴史と文化のまちづくりに寄与する新たなアイデアを募集するコンペが学生を対象に実施されました。発想性・アイデア性、独創性などを評価されるアイデア部門で本学のチームは見事「最優秀賞」「優秀賞」「佳作」に輝き、6月8日に同センターで入賞作品の授賞式が行われました。
 最優秀賞を受賞した工学研究科建築学専攻1年次生の海谷君と小室さんが提案した『浜屋敷すていしょんこんこーす』は、新しい交通手段として電動アシスト自転車タクシーを導入し、人の送迎、観光、食事宅配などのサービスを提供するもので、浜屋敷に駅とコンコース機能を付加させる夢のある提案だと高い評価をいただきました。受賞した二人は「分かりやすくイメージしやすいモノ、そして今までにない新しい顔を考え、作品にしました。受賞を聞いたときは“本当に!?”という驚きと嬉しさでいっぱいでした」と感想を述べました。
 続いて優秀賞を受賞した同小室さん、工学部建築学科4年次生の佐藤君、中村さん、堀井君、松井さん、村椿さんが提案したテーマは『"みち"からうまれるつながり』。浜屋敷の各空間を“過去・現在・未来の場所”として整備し、浜屋敷を通り抜ける"みち"を通すことで、地域と浜屋敷のつながりや子どもたちに伝統を伝え残すというもので、絵巻物のような美しい表現とストーリー性が高く評価されました。中村さん、堀井君、村椿さんは「以前に設計課題で実施した現地での調査方法が役に立ちました。グループで取り組んだのは今回初めての人が多く、意見を取りまとめてカタチにするのはとても大変でしたが、今後の糧になりました」と語ってくれました。
 佳作を受賞した同学科4年次生の宇野君、上之浦君、甘中君、木原君、二宮君、前坂君は「とにかくどの応募作品より作業量は勝ちます!」と話してくれました。『吹田に住むひとは、いつでも、だれでも、浜屋敷で!』をテーマに、既存の同市の年間イベントなどを浜屋敷で実施することで、だれでもいつでも使える“小さな家”として提案しました。審査員の方からは「応募案の作成にかけた時間と情熱は全応募案の中で1、2を争う出来栄えです」と評価をいただきました。
 このほか、同作に同学科4年次生の平井君の作品『記憶のハコ~歴史の保存と拡散~』が選ばれました。

 ◆受賞作品はこちらの吹田歴史文化まちづくり協会のホームページから
   ご覧いただけます。
 ◇応募作品
   No.B009 「浜屋敷ステーションコンコース」(最優秀賞)
   No.B022「"みち"からうまれるつながり」(優秀賞)
   No.B005「吹田に住むひとは、いつでも、だれでも、浜屋敷で!」(佳作)
   No.B049「記憶のハコ~歴史の保存と拡散~」(佳作)


受賞者全員で記念撮影
[写真提供:特定非営利活動法人 吹田歴史文化まちづくり協会]