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第3回「あさひ“ちょこっと”科学セミナー」を開催しました

2013.12.21

  • 講師の松浦准教授 講師の松浦准教授
  • 星曼荼羅 星曼荼羅
  • 熱心に聞き入る参加者たち 熱心に聞き入る参加者たち

 12月14日、本学と大阪市旭区が共同実施している市民公開セミナー「あさひ“ちょこっと”科学セミナー」を開催し、旭区民など21人が参加されました。
 この科学セミナーは、本学の教育研究資源を一般の方向けに分かりやすくアレンジして、楽しく気軽に科学を学んでいただく機会を提供しているもので、本年度の最終回となりました。
 今回は工学部総合人間学系教室の松浦准教授が「星曼荼羅(ほしまんだら)~仏教の中の科学~」をテーマに講演しました。はじめに星曼荼羅の歴史や種類、構成要素などを解説したあと、この絵画に込められた意味を紐解いていきました。
 また、同氏は「まだまだ解明されていない謎の部分が多い星曼荼羅ですが、一字金輪仏頂尊を中心に天空に浮かぶ惑星や星座を意味する仏が配置され、密教的宇宙観を図解している貴重な歴史的美術品です。さらに仏は無秩序に配置されているわけではなく、七曜、黄道十二宮などの意味を持って配置しており、現代まで引き継がれるホロスコープ占星術の発達とも連動して制作されました」と説明しました。
 最後に、星曼荼羅は密教儀礼用のため常時公開はしていませんが、博物館や寺院等で展示されている機会にはぜひ実物を見てほしいと締めくくられました。参加者からは「非日常的なことが学べて有意義な時間だった」との感想をいただきました。
 次年度も市民の方々に興味を持っていただきやすい、また生活の役に立つテーマを取り上げて開講する予定ですので、ぜひご参加ください。