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第5回「OITテクノフロンティア オン エレクトロニクス」を開催しました~放送通信連携の最前線~

2014.12.22

  • 講師の大矢氏 講師の大矢氏
  • 放送・通信規格についての詳細な説明 放送・通信規格についての詳細な説明

 工学部電気電子システム工学科と電子情報通信工学科は12月16日、第5回「OITテクノフロンティア オン エレクトロニクス」をOITホールで開催し、学生、一般の方など約200人が参加しました。
 この講演会は情報通信分野の最前線で世界的に活躍されている方を講師に迎えて、全5回で開催。毎回、最新の話題を発信してきました。
 シリーズ最終となる今回は、株式会社mmbi取締役技術統括部長の大矢智之氏を講師に迎え、「放送通信連携の最前線」をテーマに、スマートフォン対応の放送事業の技術面やビジネスモデルについて講演いただきました。
 2012年4月に開設された日本初のスマートフォン向け放送局NOTTVは、2014年3月時点の加入者は約160万人。テレビ離れが進む若者を主な対象とし、人気アイドルやアーティストに特化したチャンネルなどを4つ持ちます。「SNSと連動させることで感動を共有することも可能。インターネット連携を前提とした番組作りができる」と大矢氏。
 「通信は1人に1チャンネル必要ですが、放送は1チャンネルで多くの人に情報を伝えることができます。例えば災害時に通信回線がつながりにくい場合でも、リアルタイムに情報提供できる」とスマートフォン向けテレビの強みを語ります。さらに放送局の送信所からデジタル放送が配信されるため、ワンセグの約10倍の高画質で番組・コンテンツが視聴できます。
 また、SNSだけでなくeコマース(電子商取引)との連携も行うなど、利用者のニーズを先取りした戦略的なコンテンツの拡大も紹介されました。
 終了後には、この講演会の今年度の総括として川田副学長があいさつ。「全5回の講演は企業のエンジニアなどが最新のテーマをもとにお話しいただきました。特にこれから就職活動を行う学生はこのような社会のトレンドに関心を持ち、将来の進路選択につなげてほしい」と話しました。
 今年度の「OITテクノフロンティア オン エレクトロニクス」は終了しましたが、本学では今後も専門分野の最新の話題を発信していく予定です。