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「大阪工業大学イノベーションデイズ2018」を開催しました
2018.09.22
9月20日、21日の2日間、梅田キャンパスで本学4学部(工学部、ロボティクス&デザイン工学部、情報科学部、知的財産学部)16学科の教員が取り組む200件を超える研究・技術シーズを一挙に公開する智と技術の見本市「大阪工業大学イノベーションデイズ2018」を初開催しました。本学の多様な研究・技術シーズを一覧できることから、企業の新規事業担当者やエンジニア、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校の高校生や留学生など約550人が来場しました。
本イベントは本学の特色ある研究や技術シーズを社会に発信し、企業との産学連携マッチングだけでなく、未来の産業界を担う高校生が大学で行われている先端研究に触れることで課題研究のヒントや進路について考える機会を提供することを目的としています。
「尿素あるいは尿を直接用いる高出力バイオ燃料電池」「建築材料のひび割れ制御法」「高齢者・障碍者のための発声支援装置の開発」など200件を超える多様な研究展示の他に、研究成果物を実際に体験できる特設コーナーでは、昨年開催されたロボカップ@ホームリーグ世界大会に出場した生活支援ロボットやVR技術を用いて火災を疑似体験することができる「VR防災シミュレーション」などを展示。教員だけでなく研究に携わっている学生が説明員を務め、企業のエンジニアに自身が取り組む研究を紹介しました。初日は、全国でも有数の規模を誇る「八幡工学実験場の見学ツアー」や「地域産業支援プラットフォーム(OIT-P)公開セミナー」を開催し、オープンイノベーションやロボティクスを活用した共創型イノベーションに関する講演を実施しました。二日目は「オープンイノベーション時代における知財・標準化経営戦略セミナー」と本学教員が講師を務める「知的財産活用小セミナー」を開催し、オープンイノベーション時代における産学連携推進に向けた国の取り組みや、オープン&クローズの戦略思想を必要とする時代の到来に関する講演を実施しました。
また、併催イベントとして今年4月に開設した都心型オープンイノベーション拠点「Xport」のオープンラボも開催。ロボティクス&デザインセンター副センター長の松井謙二教授が今年ロボティクス&デザイン工学部が実施した、海外協定校と共に企業(ヤンマーと大和ハウス工業)から与えられた課題の解決に取り組む国際PBL(Project-Based Learning)プログラムを来場者に紹介しました。
社会的課題が複雑化する今日、大学が社会貢献を続けるためには技術革新に加え、産学・地域連携による複合学術分野の融合による課題解決が求められています。まもなく学園創立100周年を迎える本学は世の中の技術革新に貢献するため、産学・地域連携を推進し、このイノベーションデイズを来年以降も続けることを検討しています。