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日本機械学会関西支部 2023年度関西学生会卒業研究発表講演会・第99期定時総会講演会で伊與田准教授と杉浦教授が講演しました

2024.03.29

  • 講演する伊與田准教授 講演する伊與田准教授
  •  講演する杉浦教授 講演する杉浦教授

 日本機械学会関西支部の「2023年度関西学生会卒業研究発表講演会・第99期定時総会講演会」が3月14日から16日にかけて、大宮キャンパスで開かれ、機械工学科の伊與田宗慶准教授と知的財産学科の杉浦淳教授がそれぞれ「次世代自動車に向けた異材接合の新展開」「知らないと損する知的財産利用の最前線~生成AIから、共同研究、経済安全保障まで~」のテーマで講演しました。
 
 伊與田准教授は、関西学生会特別講演として講演。兵庫県の播磨科学公園都市にある大型放射光施設「SPring-8」での実験内容や結果をその時の心情を交えながら解説しました。実験は鉄とアルミニウムのスポット溶接を実産業で使われている機器を用いて、車作りの条件と近い条件で行い、溶融部を観察。その結果、溶接部の対流挙動が電流値によって変化していることがわかり、外部磁場を付与することで対流挙動を制御することができることを観察した映像を用いながら紹介しました。最後に自身が大事にしていることを紹介し、「感謝の気持ちを忘れずに、思うだけじゃなくて伝えることが大事です」と締めくくりました。
 杉浦教授は、定時総会特別講演会特別講演として講演。前職である特許庁での経験を交えながら、「特許制度は、日本においては、途上国の制度モデルに引きづられ『真似するな』という一面が強調されがちであるが、本来は世界初の発明であることを証明し、讃え、発明の権利化を通じて『クリエーターの自律』を確立するための制度である」と特許制度、知的財産権の意義について講演しました。また、生成AI関連の出願が増加していることや、経済安全保障の観点で導入される特許出願の非公開制度などについても紹介しました。