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知財PRプロジェクトの2チームが「知財活用アイデア全国大会2016」で健闘

2016.12.14

  • チームS2 チームS2
  • チームM チームM
  • オリジナルダンスを披露したチームS2 オリジナルダンスを披露したチームS2

 本学知的財産学科の知財PR隊プロジェクトの2チームが12月10日、富士通汐留本社(東京都港区東新橋)で開催された「知財活用アイデア全国大会2016」に出場しました。入賞(最優秀賞1チームと優秀賞2チーム)は惜しくも逃しましたが、予選の関西大会から更にブラッシュアップしたプレゼンテーションとその提案に審査員からも高い評価を得ました。
 企業が提供する開放特許を活用して、新ビジネスにつながる商品アイデアを企画提案し、その独創性や実現可能性、事業計画の具体性を競い合う大会で、4回目の今年は全国41大学103チームが参加。各地区予選で選ばれた10大学13チームが、この日の全国大会に出場しました。
 本学の2チームは、11月の関西大会で最優秀賞となったチームM(指導教員:村川一雄教授)と優秀賞のチームS2(同:杉浦淳教授)。両チームとも富士通の開放特許である行動状態検知技術(対象者をカメラで撮影し、動き量を可視化する技術)を活用した商品アイデアを提案しました。
 チームS2の提案「舞響~行動状態検知技術を用いたダンスの音楽化~」は、人の動きに合わせて音楽を作るという楽しいアイデア。フィギュアスケートのオリジナルな音楽を作ることができたり、災害被災者のストレス軽減にも活用できることなどもアピールしました。メンバーはオリジナルなダンスも考案し、会場で披露。大きな拍手と笑いが起きました。審査員からは「面白いプレゼンテーションだった」「事業のアクションプログラムまで作っているのが素晴らしい」と評価されました。
 チームMの提案「スマートゴー(普賢行)~行動状態検知技術でレスキューをスマートに支援~」は、近赤外光カメラを利用しプールや海で溺れた人を早期発見するシステム。既存の監視システムよりはるかに低コストで、設置も容易にできて救難が早期に可能なことなどをアピールしました。審査員からは「発想が分かりやすい」「まさに今求められているIoT(モノのインターネット)のシステム。ぜひ実現してほしい」と評価されました。
 チームS2の平川孝臣さん(3年)は「入賞を逃したのは悔しいですが、全国大会用に準備したダンスがうまくできました」、チームMの北岡光さん(同)は「全国大会はさすがにレベルが高かったです。それでも準備したことをやり切ることができました」と話していました。両チームとも表彰式でファイナリスト賞を授与されました。
 この日の大会には企業や金融機関の関係者も参加。今後、関心を持たれた提案が実際の商品となる可能性もあります。