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指導力向上へ中学校の理科教員向けに講座開講

2017.07.28

  • ユーモア交えた森實教授の話にしばしば笑いも ユーモア交えた森實教授の話にしばしば笑いも
  • 回路図を見ながら配線の実習も 回路図を見ながら配線の実習も
  • 梅田キャンパスの分電盤を見学しながら交流の説明も 梅田キャンパスの分電盤を見学しながら交流の説明も

 今年3月に連携事業に関する覚書を締結した本学と大阪府教育センターは7月27日、連携事業の第1弾として大阪府内の中学校の理科教員を対象にした「指導力向上講座」を本学梅田キャンパスで開きました。児童・生徒らの理工系分野への関心を高めるためには、理工系教育の充実が不可欠で、本講座によって担当する教員らに指導力向上を目指してもらおうという狙いです。
 この日は府内の中学校の理科担当教員13人が、本学電気電子システム工学科の森實俊充教授による「電気回路と見える化:直流と交流」の講義と実習を受けました。理科のなかでも電気について教えるのが難しいと感じている教員が多いことからこのテーマが選ばれました。
 講座用の特別テキストを見ながら講義は進められましたが、自分で手を動かす実習が多く取り入れられていました。電圧、抵抗値、電流をテスターで測定したり、回路図を見ながら抵抗器やLEDを実際に配線したり、ふだんの学校現場ではできない実習に参加教員らは真剣に取り組んでいました。また、中学校の授業ではあまり取り上げられない交流の話では梅田キャンパス内の分電盤を見学しながら「単相三線式」と呼ばれる配電方式を説明。森實教授の講義は「実験には誤差がつきもの」「電気の配線は、間違えたら火花が出るか焦げた臭いがするのですぐ分かります」など実践的な内容も多く、あっという間に3時間の講義は終了しました。
 参加教員からは「素晴らしいキャンパスで深い学びができました」「中身は高度でしたが、テスターを使った実習は分かりやすかった」などの感想が寄せられました。今後も小学校教員向けなどの講座も予定しています。